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冬休みのブランディングにシネアドが注目される理由

シネアドとは、映画本編が始まる前に映画館のスクリーンで上映される動画広告です。大画面と映画館の音響設備を使って企業名やブランドの世界観を伝えられるほか、劇場や上映作品を選んで広告を出稿できる特徴があります。特に冬休み・年末年始は、家族や友人との外出、買い物、レジャーなどが増えるシーズンです。

企業にとっても、年明けの初売りや住宅購入、自動車購入、進学、転職など、その後の消費・検討行動を見据えて「まず企業やブランドの名前を知ってもらう」機会をつくりやすい時期といえるでしょう。この記事では、冬休みのブランディングにシネアドが向いている理由と、企業が活用する際のポイントを最新データとともに解説します。

冬休みはブランディングに適した時期?

冬休みは、年明け以降の需要を見据えてブランド認知を高める施策を実施しやすい時期です。

冬休みから年末年始にかけては、帰省、旅行、ショッピング、外食、レジャーなど、普段とは異なる行動が増えます。そのため、生活者が企業やブランドと接触する場所も変化します。その接点のひとつが映画館です。

一般社団法人日本映画製作者連盟が2026年1月に発表した「2025年全国映画概況」によると、2025年の全国映画館入場者数は1億8,875万6,000人でした。2024年の1億4,444万1,000人に対して130.7%です。 映画館は現在も、年間1億人を大きく超える生活者が利用する場所であり、企業がブランドメッセージを届けるリアルな接点のひとつといえます。
参考:一般社団法人 日本映画製作者連盟「2025年 全国映画概況」

また、東宝が公表している映画興行部門の月次データでは、12月の興行収入は2023年が約55.9億円、2024年が約53.5億円、2025年が約67.4億円でした。いずれの年も同年前月である11月を上回っています。このデータだけで「冬休みだから必ず映画館が混雑する」と断定することはできませんが、12月は映画館を活用した広告施策を検討するうえで注目したい時期のひとつです。

TOHOシネマズ等映画興行収入(単位:百万)

2025年10月~2026年02月 2024年10月~2025年02月 2023年10月~2024年02月
10月 6,532 3,287 3,911
11月 5,509 3,633 3,740
12月 6,736 5,350 5,586
01月 4,518 5,672 5,351
02月 4,481 4,434 5,569

参考:東宝株式会社「月次興行収入推移」

シネアドとは?

シネアドとは、映画本編の上映前に映画館のスクリーンで流れる動画広告です。

テレビCMやWeb動画広告との大きな違いは、広告を見る環境にあります。映画館では照明が落ち、観客の視線がスクリーンへ集まった状態で広告が上映されます。スマートフォンやパソコンで視聴する動画広告とは異なり、映画館の大画面と音響設備をそのまま広告表現に利用できます。

本編上映開始直後から流れるシネアドについて、着席率90%以上と案内しています。また、全スクリーンへの出稿だけでなく、上映作品を指定した広告展開も可能としています。 そのためシネアドは、「商品を今すぐ購入してもらう広告」だけでなく、企業名を覚えてもらう、ブランドイメージを伝える、地域での企業認知を高めるといったブランディング施策にも活用できます。
参考:松竹マルチプレックスシアターズ「劇場広告媒体のご紹介」

冬休みのブランディングにシネアドがおすすめな3つの理由

理由1|大画面と音響でブランドの印象を伝えられる

シネアドの強みは、ブランドのメッセージを映像と音による「体験」として伝えられることです。

ブランディングでは、企業名を知ってもらうだけでは十分ではありません。「どのような会社なのか」「どのような価値を提供しているのか」「どのようなイメージを持ってほしいのか」まで伝えることが重要です。 シネアドなら、商品映像だけでなく、社員、店舗、地域、利用シーン、企業理念などを映像として組み合わせられます。

サンライズ社が掲載しているビデオリサーチの「CineAD MEDIA RESEARCH」では、85%がCMを記憶し、70%が商品・サービス内容まで理解したという調査結果が紹介されています。さらに同調査では、シネアド認知者は非認知者と比較して、ブランド好意度が1.6倍、ブランド認知が1.4倍とされています。そのため、企業名や商品の認知だけでなく、ブランドの世界観や企業イメージまで伝えたい場合に活用しやすい広告媒体です。
参考:株式会社サンライズ社「シネアドの効果・来場者特性」

理由2|映画館と作品を選び、届けたい相手を意識できる

シネアドは、広告を出す地域や上映作品を選択できるため、地域ブランディングと相性が良い広告媒体です。

例えば愛知県の企業であれば、「名古屋市内で認知度を高めたい」「店舗や住宅展示場の商圏に住む人へ届けたい」といった目的に合わせて映画館を選ぶことができます。さらに上映作品の指定も可能です。ファミリー向け作品で子育て世帯との接点をつくる、若年層に支持される作品で学生や20代との接点をつくるなど、作品の想定観客層を考えながら出稿プランを設計できます。

全国へ広く広告を届けるのではなく、「この地域の人に会社名を覚えてほしい」という企業にとって、映画館単位で設計できることはシネアドのメリットです。

理由3|年明けの比較検討が始まる前にブランド認知をつくれる

冬休みにブランディングを行うメリットは、年明けの購買や問い合わせが発生する前に企業名を知ってもらえることです。

住宅、自動車、進学、採用、高額サービスなどは、広告を見たその日に意思決定されるとは限りません。例えば、冬休みに映画館で初めて企業名を知り、数週間後に商品やサービスを検討する際、「映画館で見た会社だ」と思い出してもらえる可能性があります。こうした商材では、即時購入だけをKPIにするのではなく、認知、想起、好意形成といった中長期的な指標を含めて広告を設計することが重要です。

冬休みのシネアドは、年明けの販促キャンペーンやWeb広告、検索広告などと組み合わせ、比較検討前の認知形成を担う広告として活用できます。

冬休みのシネアドはどんな企業に向いている?

冬休みのシネアドは、地域内での認知度を高めたい企業や、年明けに需要期を迎える企業に特に適しています。

住宅・不動産会社であれば、年始から住宅を検討するファミリー層に向けた企業認知に活用できます。自動車販売会社であれば、新春フェアや初売りの前にブランド名や車種を知ってもらう施策として利用できます。

大学・専門学校であれば、受験や進路検討が本格化する時期に向けた学校認知に活用できます。採用活動では、求職者本人だけでなく、その家族を含む地域住民に企業名を知ってもらう「採用ブランディング」という使い方も考えられます。
参考記事:地域採用ブランディングにシネアドが効果的な理由とは?地元人材に選ばれる会社になる広告戦略

そのほか、商業施設、小売店、地域サービス企業、周年を迎える企業、新ブランドを立ち上げる企業などにも活用できます。つまりシネアドは、「今すぐ商品を売りたい企業」だけではなく、「地域で自社を知ってもらいたい企業」のブランディングにも適した広告手法です。

シネアドをブランディングに活用するときのポイント

シネアドをブランディング目的で活用する場合、最も重要なのは「何を覚えてほしいか」を明確にすることです。
15秒や30秒という限られた時間に、企業の歴史、商品、キャンペーン、採用情報などをすべて詰め込むと、伝えたいメッセージが曖昧になりやすくなります。「地域で○○といえばこの会社」「○○を検討するときに思い出してほしい」「こんな価値観を持った会社だと知ってほしい」など、広告を見た人に残したい印象から逆算して映像を設計することが大切です。

また、シネアドだけで施策を完結させる必要はありません。冬休みにシネアドで認知を獲得し、その後SNS広告やWeb広告、検索広告、交通広告などで再び企業名に接触してもらうことで、オンラインとオフラインを組み合わせたブランディング施策を構築できます。

冬休みにシネアドを実施するなら、いつから準備すべき?

冬休みにシネアドを実施する場合は、上映直前ではなく余裕を持って準備を始める必要があります。

シネアドの実施には、劇場や作品の選定、広告枠の確認、CM素材の制作、広告審査、映画館用データへの変換、素材納品など複数の工程があります。さらにCMを新たに制作する場合や、特定の作品・劇場への出稿を希望する場合は、その前に企画や枠確認が必要です。

特に冬休みや年末年始など実施時期が決まっている場合は、早めに広告会社へ相談し、劇場、作品、期間、クリエイティブを一体で設計することをおすすめします。

よくある質問

Q. シネアドはブランディングに向いていますか?

シネアドは、認知拡大や企業イメージ形成を目的としたブランディングに活用できます。映画館の大画面と音響を利用して映像を届けられるほか、サンライズ社掲載の調査ではCM記憶率85%、商品・サービス内容の理解70%という結果が紹介されています。

Q. シネアドは地元密着型の企業におすすめですか?

おすすめです。映画館単位で出稿エリアを選択できるため、店舗、住宅展示場、学校、営業拠点などの商圏に合わせた地域ブランディングが可能です。

Q. シネアドでは上映作品を選べますか?

上映作品を指定したシネアドの出稿が可能です。作品×広域をカバーしたパッケージプランが出る場合もございます。お気軽にご相談下さい。

まとめ

冬休み・年末年始の広告では、セールやキャンペーンなど短期的な販促に注目しがちです。しかし、年明け以降まで見据えるのであれば、「今すぐ売る広告」と「後から思い出してもらうブランディング」を組み合わせることが重要です。シネアドは、大画面・音響による印象的な広告表現と、映画館・作品を選べるターゲティング性を持つ映画館広告です。

特に、地域で認知度を高めたい企業、企業イメージを伝えたい企業、年明けの需要期に向けてブランド想起を高めたい企業にとって、冬休みのブランディング施策として検討する価値があります。

「冬休みに地域で企業認知を高めたい」
「年明けの販促につながるブランディングを行いたい」
「Web広告だけでは接点を持ちにくい層にも会社名を知ってほしい」
こうした課題をお持ちの企業様は、冬休みのシネアドを検討してみてはいかがでしょうか。

エムズコーポレーションでは、広告の目的、ターゲット、商圏に合わせた映画館・上映作品・期間の選定から、シネアドの実施、広告クリエイティブまでご提案しています。「どの映画館が自社の商圏に合うのか」「ブランディング目的ならどんな映像にすべきか」「どのくらいの予算から実施できるのか」といった企画段階からでも、お気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

エムズコーポレーション編集部
エムズコーポレーション編集部

総合広告代理店エムズコーポレーションが執筆するお役立ちコラムです。広告やWEB制作、採用支援など、創業30年以上の経験から得たノウハウを生かし、分かりやすく情報を発信しています。広告初心者の企業様、集客・事業に悩んでいる企業様へ、戦略のヒントになるような記事をめざしています。

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