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正月こそテレビCM!企業の認知を高める年末年始の広告戦略

年末年始は、一年の中でもテレビへの注目が高まりやすいシーズンです。大晦日から正月三が日にかけて、バラエティ、スポーツ、ドラマ、音楽番組などの大型特番が数多く放送されます。

企業にとって、この時期は単に商品を宣伝するだけではなく、企業名を広く知ってもらう、企業イメージを高める、新しいキャンペーンを告知する、採用活動につなげるといったさまざまな目的でテレビCMを活用できるタイミングです。特に、普段テレビCMを実施していないBtoB企業や地域企業にとっても、正月はテレビCMを検討する絶好の機会といえます。

本記事では、「正月にテレビCMを放送するメリットは何か?」という疑問に答えながら、最新の視聴データやテレビCMの効果、お正月特番への番組提供、年末年始限定のパッケージプランについて詳しく解説します。

目次

なぜ正月はテレビCMに適しているのか?

理由1.正月には高視聴率の大型特番が集中する

年末年始には、通常のレギュラー編成から特別編成へ切り替わり、多くの大型番組が放送されます。

実際にビデオリサーチの2025年12月29日~2026年1月4日の関東地区のデータを見ると、毎年恒例の「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路」は、7時55分からの放送で個人視聴率18.4%、世帯視聴率30.2%を記録しています。また、年末の「第76回NHK紅白歌合戦」は21時からの放送で、個人視聴率26.4%、世帯視聴率35.2%でした。

年末年始には、このように多くの人が同じ時間帯に視聴する大型コンテンツが集中します。テレビCMの強みのひとつは、多くの生活者へ同時にメッセージを届けられることです。正月特番は、このテレビという媒体の特徴を生かしやすいコンテンツといえるでしょう。
参照:ビデオリサーチ|2025年12月29日~2026年1月4日 週間リアルタイム視聴率ランキング

理由2.正月三が日には600社以上がテレビCMを出稿

ビデオリサーチによると、2026年1月1日~3日の正月三が日に関東地区でオンエアされたテレビCMは、628社・11,986本、合計220,000秒でした。前年2025年も623社がテレビCMを出稿しています。つまり、2年連続で600社を超える企業が正月三が日にテレビCMを活用していることになります。

正月は食品や小売、自動車、通信といった生活者向け企業だけが広告を出す時期ではありません。企業広告やブランド広告を通じて、「この会社を知ってもらう」というコミュニケーションを行う時期としても活用できます。
参照:ビデオリサーチ|2026年正月三が日のテレビCM動向

理由3.若い世代にもテレビのリアルタイム視聴ニーズがある

「若者はテレビを見ないから、テレビCMでは若年層に届かないのでは?」
広告主様から、そのような声を聞くこともあります。しかし、テレビ番組をリアルタイムで楽しみたいというニーズが、若い世代から完全になくなっているわけではありません。

パナソニックが2025年に、週3回以上テレビを視聴する10~40代男女800人を対象に実施した調査では、テレビ番組を「リアルタイムで見たい」と回答した人は全体の66.8%でした。年代別では、10代が77.0%、20代が70.0%となっています。また、テレビ番組を見るためのデバイスとして「テレビ」を挙げた割合は全体で82.8%でした。
参照:パナソニック|テレビ視聴に関する意識調査

もちろん、この調査は週3回以上テレビを見る人を対象としたものであるため、すべての若者を代表する数字ではありません。それでも、スポーツや音楽、バラエティ、大型特番など、リアルタイム性の高いコンテンツには若年層の視聴ニーズも存在することが分かります。特に年末年始は、大型特番が集中する時期です。SNSを見ながら番組を楽しんだり、気になった出演者や商品をスマートフォンで検索したりするなど、テレビとデジタルを行き来する視聴行動も想定した広告設計が重要になります。

そもそもテレビCMにはどのような広告効果がある?

正月に限らず、テレビCMの大きな特徴は「多くの人に一斉にリーチできること」です。デジタル広告では、年齢や興味関心、検索履歴などをもとに細かくターゲットを設定できます。一方、テレビCMは特定の人だけではなく、まだ商品や企業を知らない層まで含めて幅広く接触できる可能性があります。そのため、すでに商品を探している人を獲得するだけではなく、そもそも会社を知らない人に会社を知ってもらう「認知形成」に向いています。

ビデオリサーチでも、テレビCMの出稿量とCM認知率の関係を「認知曲線」として分析しており、テレビCMは広告認知の獲得を目的とした施策として継続的に研究・活用されています。
参照:ビデオリサーチ|1000GRPのCM出稿で認知率は何%獲得できるのか~認知曲線から広告認知率の平均値を算出すると?

テレビCMには2つの出稿方法がある

テレビCMを放送する方法は、大きく「スポットCM」と「タイムCM」に分けられます。

テレビCMの種類とおすすめの目的

種類 特徴 おすすめの目的
スポットCM 複数の時間帯・番組周辺へCMを放送 認知拡大、キャンペーン、商品告知
タイムCM・番組提供 特定番組のスポンサーとしてCMを放送 企業ブランディング、番組視聴者への訴求

どちらが優れているというものではありません。広告目的によって使い分けることが重要です。
関連記事:テレビCMは2種類!それぞれの特徴と第3の選択肢とは?

お正月特番なら「番組提供」という選択肢も

年末年始にぜひ検討したいのが、特別番組への「番組提供」です。通常のタイムCMでは、レギュラー番組に2クール以上(6か月)スポンサー契約する形が一般的です。一方、年末年始は1回限りの大型特番が多く編成されるため、特番単位でスポンサーとして参加できる企画が設定される場合があります。

番組によってはCM放送に加えて提供表示・提供読みなどが行われるケースもあり、「この番組を提供している企業」として視聴者に企業名を伝えることができます。企業のイメージや顧客のターゲット層に合わせた番組の提供に付くことで、番組との親和性が高くなり企業の存在感を高められるのが特徴です。

複数のお正月特番をまとめた「提供パッケージ」も狙い目

テレビ局や年度によっては、複数のお正月特番や年末年始番組をまとめた提供パッケージプランが企画される場合があります。単発の特番に複数提供に付くことでCMの露出量も確保することが出来ます。

「どの番組を選べばよいのか分からない」、「複数の人気番組で企業名を露出したい」、「年末年始に集中して企業認知を高めたい」という広告主にとって検討しやすい方法です。 なお、実際の商品内容、番組、販売枠、料金は、テレビ局や放送年度によって異なります。 すべての局で毎年同じパッケージが販売されるわけではありません。そのため、興味がある場合は広告代理店を通して、その年に販売されている企画を早めに確認することをおすすめします。

※エリアや年度により提供パッケージプランが無い場合もございます。最新情報は必ずお問い合わせください。

「スポットCM+お正月特番提供」の組み合わせも効果的

正月のテレビCMは、スポットCMか番組提供のどちらか一方を選択する必要はありません。 むしろ目的によっては、両方を組み合わせる方法もおすすめです。

たとえば、年末から正月三が日にかけてスポットCMを展開し、企業名を繰り返し認知させます。そこに元日や正月三が日の大型特番への番組提供を加えることで、スポットCMで「接触量」を確保し、番組提供で「企業ブランド」を印象づけるという役割分担ができます。 BtoB企業や企業ブランディングを重視したい企業には、特に検討したい方法です。

テレビCMだけで終わらせないことが重要

現在のテレビCM戦略では、「テレビだけ」で広告施策を完結させないことも重要です。
視聴者がテレビCMを見て興味を持ったあと、スマートフォンで会社名や商品名を検索することを想定しておきましょう。たとえばテレビCMの放送と合わせて、企業サイト、商品ページ、採用サイト、検索広告、YouTube、SNS広告などを整備します。テレビCMによって広く認知を獲得し、Webで詳しい情報を伝える設計です。

正月テレビCMはどんな企業におすすめ?

正月のテレビCMは、一般消費者向けの商品を販売している企業だけに向いているわけではありません。特におすすめしたいのは、企業認知を高めたいBtoB企業、採用を強化したい企業、企業ブランディングを進めたい企業、短期間のキャンペーンを広く告知したい企業です。

商品・サービスをその場で購入してもらうだけでなく、
「会社を知ってもらう」
「会社名を覚えてもらう」
「検索してもらう」
「将来の取引先・応募先の候補に入る」
という視点で考えると、テレビCMの活用方法は大きく広がります。

BtoB企業にテレビCMがおすすめな理由

BtoB企業の場合、
「取引先が限られているからテレビCMは必要ない」
「一般消費者に広告を見せても意味がない」
と考える企業も少なくありません。
しかし、BtoB企業にとってテレビCMの役割は、必ずしもテレビを見た人から直接問い合わせを獲得することだけではありません。重要なのは、会社そのものの認知度を高めることです。

営業活動の前に「知っている会社」になれる

たとえば営業担当者から突然知らない会社を紹介された場合と、
「テレビCMで見たことがある」
「名前を聞いたことがある」
という会社を紹介された場合では、最初に受ける印象が変わる可能性があります。BtoBでは、商品だけでなく「この会社と取引しても大丈夫なのか」という企業への信頼も重要です。

テレビCMによって企業名を繰り返し届けることで、営業活動や展示会、Webマーケティングなど、ほかの施策を行った際の下地をつくる効果が期待できます。テレビCM単体で成果を考えるのではなく、営業・Web・展示会・広報などの施策を後押しする認知基盤として考えることがポイントです。

経営者だけでなく幅広いステークホルダーに届く

企業の意思決定に関わる人も、一人の生活者です。経営者や購買担当者だけでなく、取引先、社員、求職者、社員の家族、地域住民など、企業を取り巻く多くの人がテレビを視聴しています。デジタル広告で「経営者だけ」に広告を届けようとすると対象は限定的になりますが、テレビCMで企業の知名度を高めることで、複数のステークホルダーに同じメッセージを共有できます。

特に「何を売っている会社なのか一般には分かりにくい」というBtoB企業ほど、
「私たちは何の会社なのか」
「社会にどのような価値を提供しているのか」
を15秒・30秒の映像で分かりやすく伝える意味があります。

採用ブランディングにテレビCMがおすすめな理由

求職者に「知られていない」という採用課題

待遇や職場環境に魅力があっても、会社そのものを知られていなければ、採用候補に入ることは難しくなります。

特に中堅企業、中小企業、BtoB企業では、
「業界内では有名だが学生には知られていない」
「優良企業なのに応募が集まりにくい」
という課題が起こりがちです。そこで活用できるのがテレビCMです。

求人広告とは違う「会社を知ってもらう広告」

求人媒体は「仕事を探している人」にアプローチするには非常に有効です。一方、テレビCMは、現時点では転職・就職活動をしていない人も含めて企業名を届けることができます。

・求人広告=現在の応募者を獲得する施策
・テレビCM=将来的な応募候補も含めた企業認知をつくる施策
という考え方ができます。新卒採用が本格化する前の年末年始に会社名を印象づけ、その後、採用サイトや求人広告、説明会へつなげる設計も考えられます。

本人だけでなく家族に会社を知ってもらえる

採用では求職者本人だけでなく、家族が企業について調べるケースもあります。特に正月は、帰省によって家族が集まりやすい時期です。 「この会社、テレビで見たことがあるよ」という会話が生まれる可能性がある点は、正月のテレビCMならではの特徴のひとつです。

エムズコーポレーションでも、テレビCMを活用した企業から、売上だけでなくリクルーティングにもつながったという事例があります。採用CMでは仕事内容をすべて説明する必要はありません。まず企業名を覚えてもらい、詳しい仕事内容や募集要項については採用サイトで伝える。こうしたテレビCMと採用サイトの役割分担が重要です。

企業ブランディングにテレビCMがおすすめな理由

商品ではなく「会社そのもの」を広告する

テレビCMというと、商品の購入を促す広告をイメージするかもしれません。しかし、テレビCMでは企業そのものを伝える「企業広告」も多く実施されています。

たとえば、
「どんな事業をしている会社なのか」
「社会にどのように貢献しているのか」
「どのような未来を目指しているのか」
「地域とどのように関わっているのか」
といったメッセージを伝えることで、企業イメージの形成につなげられます。

特に社名から事業内容が想像しづらいBtoB企業では、映像を使って事業内容や企業姿勢を見せることで、理解を促しやすくなります。

番組提供は企業ブランド形成とも相性が良い

企業ブランディングを考える際には、スポットCMだけでなく「番組提供」も注目したい選択肢です。ビデオリサーチがタイムCMとスポットCMの効果を比較した調査にて、購買プロセスごとに「認知」「詳細認知」「好意」「興味関心」「詳細認知意向」「詳細理解」「購入意向」「購入経験」「次回購入意向」「推奨意向」の10項目について調査を行いました。タイムCM接触者のブランドリフト指標について、各指標の平均値がスポットCMのみの接触者に対して135%高い結果となりました。
参照:ビデオリサーチ|タイムCMとスポットCMの効果差を可視化する

特に企業広告やサービス材では、高い効果が確認されています。 番組のスポンサーとして露出することで、単純な認知だけではなく、企業への好意や興味関心などにもつながる可能性があるという点は注目したいところです。

正月テレビCMで失敗しないためには早めの準備が重要

正月にテレビCMを放送したい場合、12月下旬になってから動き始めるのではなく、できるだけ早い段階から検討することをおすすめします。特に人気の正月特番はスポンサー枠が限られています。

広告主の業種によっては競合排除の条件が設定されている場合もあるため、希望する番組に必ず提供できるとは限りません。また、CM素材を新しく制作する場合には、企画、撮影、編集、テレビ局での考査なども必要になります。「正月にCMをやってみたい」と考えている場合は、まず予算、ターゲット、放送エリア、広告目的を広告代理店に相談し、どのような選択肢があるのか確認するとよいでしょう。

正月テレビCMについてよくある質問

Q.正月にテレビCMを放送するメリットは何ですか?

年末年始は注目度の高い大型特番が多く、通常とは異なる生活リズムになるため、短期間で幅広い視聴者へCMを届けられる可能性があります。認知拡大、企業ブランディング、キャンペーン告知などに適しています。

Q.BtoB企業でもテレビCMをする意味はありますか?

あります。BtoB企業の場合は直接の商品販売だけではなく、企業認知、営業活動の後押し、採用、企業ブランディングなどを目的に活用できます。特に「一般には知られていない優良企業」の認知向上と相性の良い施策です。

Q.正月特番のスポンサーになることはできますか?

番組やテレビ局によっては可能です。年末年始は単発の特別番組が多いため、特番単位の番組提供企画が設定される場合があります。ただし、販売状況は年度やテレビ局によって異なります。

Q.正月特番をまとめたパッケージプランはありますか?

テレビ局や年度によっては、複数の年末年始番組・正月特番などを組み合わせたパッケージが設定される場合があります。具体的な販売状況については、広告代理店への確認が必要です。

Q.正月CMはいつから準備すればよいですか?

特番提供やCM制作まで検討するのであれば、早めの相談がおすすめです。人気番組は枠が埋まる可能性があるため、年末直前では選択肢が少なくなる場合があります。

まとめ|正月のテレビCMを企業成長につながる広告施策へ

正月は、多くの企業にとって新しい一年のスタートです。 そして生活者にとっても、新しいことを始めたり、家族と将来について話したりする節目の時期です。だからこそ、年末年始のテレビCMは商品を売るためだけではなく、企業そのものを知ってもらう機会として活用できます。

BtoB企業の認知拡大・採用ブランディング・企業イメージの向上・新商品・新サービスの告知・キャンペーンの認知拡大など、こうした複数の経営・マーケティング課題に対して、テレビCMは活用できる可能性があります。

さらに正月には、通常のスポットCMだけでなく、お正月特番への番組提供や、複数番組を組み合わせたパッケージ企画を利用できるケースがあります。株式会社エムズコーポレーションでは、名古屋・東京を拠点に、テレビCMの企画・制作からスポットCM、タイムCMまでトータルでサポートしています。全国のテレビ局を取り扱い、目的やターゲットに合わせた放送プランをご提案しています。

テレビCMだけではなく、TVer広告、Web広告、SNS、ホームページ、採用施策なども含め、テレビCMで生まれた認知を次の行動につなげる広告戦略をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

エムズコーポレーション編集部
エムズコーポレーション編集部

総合広告代理店エムズコーポレーションが執筆するお役立ちコラムです。広告やWEB制作、採用支援など、創業30年以上の経験から得たノウハウを生かし、分かりやすく情報を発信しています。広告初心者の企業様、集客・事業に悩んでいる企業様へ、戦略のヒントになるような記事をめざしています。

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