検索に対して広告を表示できる!リスティング広告の基礎を解説
「Web広告を始めたいけれど、何から取り組めばよいか分からない」という企業にとって、比較的検討しやすい広告手法の一つがリスティング広告です。
リスティング広告は、商品やサービスについて検索しているユーザーに広告を表示できるため、問い合わせや資料請求、購入といった成果につなげやすい特徴があります。
本コラムでは、リスティング広告とは何か、費用が発生する仕組み、メリット・デメリット、成果を高めるポイントまで、広告初心者の方にも分かりやすく解説します。
目次
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果画面に表示される広告です。「検索連動型広告」とも呼ばれます。
例えば、名古屋でホームページ制作会社を探している人が「名古屋 ホームページ制作」と検索した際に、そのキーワードと関連性の高い制作会社の広告を表示できます。
電通が公表した「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、2025年のインターネット広告媒体費は3兆3,093億円。そのうち運用型の検索連動型広告は、広告種別・取引手法別で最も高い38.7%を占めています(※1)。
検索行動に合わせて広告を届ける手法は、現在も企業の集客施策として重要な位置を占めております。
参照(※1):電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」https://www.dentsu.co.jp/news/release/2026/0305-011004.html
リスティング広告が表示される仕組み
リスティング広告では、広告主が登録したキーワードと、ユーザーが実際に入力した検索語句との関連性をもとに広告の表示機会が決まります。
広告の入札単価だけでなく、広告やリンク先ページの品質、広告アセットの効果、検索された場所・時間・端末など、複数の要素をもとに広告の掲載可否や掲載位置が決まります。
そのため、限られた広告予算で成果を上げるには、単に高い金額で入札するのではなく、検索キーワード、広告文、リンク先ページの内容を一致させることが重要です。
SEOとの違い
リスティング広告とSEOは、どちらも検索結果からWebサイトへの流入を増やす施策ですが、仕組みが異なります。
| 比較項目 | リスティング広告 | SEO |
|---|---|---|
| 掲載方法 | 広告費を支払って掲載 | 検索エンジンの評価で掲載 |
| 表示までの期間 | 審査後、比較的早く配信可能 | 成果が出るまで時間がかかる |
| 費用 | クリックなどに応じて発生 | クリックによる広告費は不要 |
| 調整のしやすさ | 予算や配信条件に合わせて機械学習が作用 | 検索順位の目標を具体的に操作することができない |
短期間で問い合わせを増やしたい場合はリスティング広告、中長期的に安定したアクセスを獲得したい場合はSEOが適しています。どちらか一方に限定するのではなく、併用して運用していくことが効果的です。
リスティング広告の費用
リスティング広告は、一般的に広告がクリックされたときに費用が発生するクリック課金方式です。広告が表示されただけでは、通常はクリック料金が発生しません。
1回のクリックにかかる金額は「クリック単価(CPC)」と呼ばれ、キーワードの競争状況、広告の品質、業種などによって変動いたします。
《例》月額広告予算が30万円、平均クリック単価が300円の場合
- 単純計算では約1,000件のアクセスを獲得。
- お問合わせ獲得率3%の場合、問い合わせ数は30件
- 1件あたりの獲得単価は1万円。
ただし、実際の成果は商材、地域、競合状況、広告文、Webサイトの内容によって大きく異なります。予算額だけで判断せず、「問い合わせ1件をいくらで獲得できたか」を確認することが大切です。
リスティング広告のメリット
購買意欲の高いユーザーに届けやすい
検索をしているユーザーは、すでに商品やサービスに関する悩みや目的を持っている可能性があります。
「名古屋 広告代理店」「名古屋 テレビCM 出す」のように具体的な言葉で検索するユーザーへ広告を表示できるため、認知だけでなく、問い合わせや比較検討につなげやすいことが大きなメリットです。
予算と配信条件を調整しやすい
リスティング広告では、地域、曜日、時間帯、端末などを絞って配信できます。
「商圏内のユーザーだけに配信する」「営業時間中は電話問い合わせを促す」など、自社の営業体制に合わせた調整も可能です。
配信結果を確認しながら、予算配分や広告内容を変更できる点も特徴です。
数値で効果を確認できる
広告の表示回数、クリック数、クリック単価、問い合わせ数、獲得単価などを計測できます。
チラシや看板などと比較して、どのキーワードや広告文が成果につながったのかを把握しやすく、データをもとに改善を続けられます。
AIを活用した自動入札が利用できる
Google 広告では、コンバージョン数やコンバージョン価値の最大化を目的として、Google AIがオークションごとに入札を調整するスマート自動入札を利用できます。
リスティング広告のデメリット
競争の激しいキーワードはクリック単価が高い
検索ユーザーが多いビッグワードでは競合企業も積極的に広告を出稿しています。検索数が多いキーワードや競合他社名では広告費が高騰することがあるため、ターゲットと単価の動向を把握しながら配信キーワードを検討する必要があります。
検索されない商品は認知を広げにくい
リスティング広告は検索行動を起点とするため、まだ名称や必要性が知られていない商品・サービスの認知拡大には向かない場合があります。
新商品や新しい概念を広めたい場合は、SNS広告、動画広告、ディスプレイ広告、テレビCMなどを組み合わせる方法が適しています。
継続的な運用が必要
配信開始後に放置すると、成果につながらない検索語句からクリックされたり、効果の低い広告に予算が偏ったりすることがあります。
商品、サービスと関係のない検索に広告を表示させないための「対象外キーワード」の設定や広告見出しの見直しなどリアルタイムでの運用が必要になります。
リスティング広告で成果を高める5つのポイント
広告の目的を明確にする
「アクセスを増やす」だけでなく、問い合わせ、資料請求、予約、購入など、広告によって増やしたい行動を決めます。
検索意図に合ったキーワードを選ぶ
検索数だけで選ばず、ユーザーが何を知り、何を依頼したいのかを考えます。
「広告代理店」よりも「名古屋 広告代理店 Web広告」のような具体的なキーワードの方が、相談意欲の高いユーザーに届くことがあります。クリック率も把握しながら効率の良いキーワードを精査しましょう。
広告文で自社の強みを伝える
検索キーワードと関連性の高い言葉を含めることで、広告ランクの上昇にもつながります。また、価格、対応地域、実績、サポート内容など、競合との違いを短い文章で明確に伝えることが大切です。
リンク先ページを改善する
広告をクリックした後のページも大切です。クリックした後に思っていたページで無ければ、ユーザーは問い合わせをせずに離脱します。
サービス内容、選ばれる理由、実績、料金の考え方、問い合わせ方法を整理し、スマートフォンでも読みやすいページを用意しましょう。
まとめ
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果に表示される広告ですリスティング広告で成果を継続的に高めるには、継続的なアカウントの改善が必要です。
しかし、「社内に運用担当者がいない」「メイン業務と並行して時間が取れない」などの悩みも少なくないと思います
エムズコーポレーションでは、リスティング広告の運用からレポート作成/報告、Webサイト・ランディングページの改善まで一括でサポートしております。
「顕在層に向けた広告施策を行いたい」「自社で運用できるリソースがない」という企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。



