Abema広告とは?特徴や配信プラン・出稿の注意点を詳しく解説

Abemaとは、24時間365日ノンストップで配信するインターネットテレビサービスです。月間利用者数は3,000万人を超え、10〜30代を中心に幅広い層に浸透しています。このAbemaへの広告出稿は、従来のテレビCMでは接触が難しいターゲット層へリーチできる手段として、多くの企業が注目しています。この記事では、Abema広告の特徴や配信プラン、出稿時の注意点を詳しく解説します。
目次
Abema広告とは
Abema広告は、Abemaが配信するニュースやバラエティ、ドラマといった番組コンテンツ内で流れる動画広告です。テレビCMに近い感覚で視聴者にアプローチでき、従来のテレビ広告では届きにくかった若い世代にも訴求しやすい点が注目されています。
また、広告フォーマットや配信プランの選択肢が豊富な点も特徴です。アプリ起動時のホーム画面に目立つ形で掲載されるバナー広告や、番組表の近くに配置されるディスプレイ広告にも対応しています。
Abema広告のターゲット層
2024年の公式メディアガイドによると、Abemaを5分以上視聴したユーザーは18〜34歳の若年層が半数を占めており、特に男性が多くなっています。
一方で、麻雀や将棋といったコンテンツの拡充により、若年層以外の視聴者も着実に増えています。また、2024年10月に開始された「広告つきAbemaプレミアム」によって、ABEMAプレミアムの限定コンテンツを視聴するユーザーに対しても広告で接触を図れるようになりました。ターゲティングの面では、性別や年代別にチャンネルが細かく分かれているため、ターゲットを絞った広告戦略が組み立てやすくなっています。
出典:「ABEMA Ads Media Guide(2024年4月25日時点)」
Abema広告の特徴
ABEMAでの広告運用を成功へ導くためには、媒体独自の特性を把握することが重要です。若年層へのリーチのしやすさ、広告媒体としての信頼度、視聴完了率の高さについて、それぞれ詳しく解説します。
若年層へリーチしやすい
Abema広告は、他媒体と比較して若年層ユーザーの比率が高く、10〜30代への訴求に適した媒体です。その背景には、Abemaオリジナルの恋愛ドラマが若い世代から圧倒的な支持を集めていることが挙げられます。また、テレビ離れが進む若年層の間では、見たいコンテンツを自分の生活リズムに合わせていつでも視聴できるスタイルが浸透しており、その利便性がAbemaの利用を定着させています。従来のテレビCMでは接触が難しかった層へと効率よくリーチできる点は、広告主にとって大きな魅力のひとつです。
広告媒体としての信頼度が高い
Abemaはサイバーエージェントグループとテレビ朝日が運営を手がける動画配信サービスのため、掲載メディアとしての社会的信用が高い媒体といえます。また、配信されるコンテンツのクオリティ管理を徹底している点も大きな特徴です。広告掲載前の審査基準が厳格に設けられており、公式のメディアガイドにもブランド毀損を防ぐ体制について記載されています。健全な番組環境の中でコマーシャルが放映されるため、掲載企業のイメージや商品の価値を損なうリスクを抑えやすいといえます。
視聴完了率が高い
2024年時点の公式データによると、Abema広告の平均視聴完了率は尺を問わず高水準を維持しています。
■Abema広告の視聴完了率
| 広告の長さ | 平均視聴完了率 |
|---|---|
| 15秒 | 94% |
| 30秒 | 93% |
| 60秒 | 91% |
また、他の動画メディアと比較して約1.4倍のユーザーが「広告が流れるタイミングにストレスを感じない」と評価している点もポイントです。コンテンツの合間に自然な形で広告が挿入される設計が、ユーザーの受容性を高めていると考えられます。メッセージをしっかりと届けたい企業にとって、Abema広告は費用対効果の高い選択肢となっています。
参照:「ABEMA Ads Media Guide(2024年4月25日時点)」
Abema広告の配信プラン
Abema広告には、企業の宣伝目的や準備できる予算規模に応じて、柔軟に選択できる複数の掲載方式が存在します。確実に枠を確保する手法と、状況を見ながら調整する手法、それぞれの特徴を解説します。
ABEMA Premium Ads(予約型プレミアム商品)
ABEMA Premium Adsは、広告ボリュームの担保や特定の配信枠や期間をあらかじめ買い取り配信する予約型プランです。このプランには、出稿の目的に応じて選べる具体的なメニューが用意されており、一部メニューをご紹介します。それぞれの役割やメリットの差異については、以下の比較表の通りです。
■ABEMA Premium Adsのメニュー例
| 種類 | 配信先 | 特徴 |
|---|---|---|
| Home Sponsored | ホーム画面ファーストビューに 1日1社独占で配信 |
● 全性年代への配信 ● 圧倒的なインプレッション数を獲得できる |
| Contents Sponsored | オリジナル人気番組との連携企画 | ● 人気番組への提供表示 ● 番組オリジナルCM制作や番組と連動した企画なども可能 |
| オーディエンスパッケージ | 指定したオーディエンスへCM訴求 | ● ターゲット層に効率よくリーチ ● 番組に縛られず配信 |
狙ったターゲット層へ向けて、狙い通りのタイミングで確実にメッセージを届ける運用に適した仕組みとなっています。注目度、話題性、一気に認知を広げたい際におすすめのプランが揃っています。
ABEMA Advansed Ads(運用型CM配信)
ABEMA Advanced Adsは、広告の空き枠を活用した運用型の配信プランです。予約型と比べて掲載枠の指定範囲が広くなる一方、インプレッション数の保証はありません。一方で、Abema広告の中では比較的手軽に始められる点が大きな特徴で、配信結果を確認しながら随時配信設計を調整できます。年齢・性別・視聴コンテンツといった属性を組み合わせた細かいターゲティング設定にも対応しており、費用を抑えながらPDCAを回したい企業に向いています。
Abema広告のターゲティング
Abema広告のターゲティングでは、利用者の行動パターンや属性に合わせて、メッセージを届ける相手を最適化する仕組みが用意されています。ターゲットの明確さに応じて使い分けられる、2つの主要な指定方法について説明します。
オーディエンス指定
オーディエンス指定は、広告を届けたいユーザーの属性を直接指定する手法です。年齢・性別・居住エリアといった基本的なデモグラフィック情報をもとに配信対象を絞り込めるため、ターゲットが明確に定まっている場合に適しています。例えば「首都圏在住の20代女性」といった条件を組み合わせることで、訴求したい層へ集中的にアプローチできます。
ただし、条件を細かく設定しすぎるとリーチできる母数が極端に減少し、インプレッションが想定を下回るリスクがあります。絞り込みの程度には慎重な判断が必要です。
プログラム指定
プログラム指定は、広告を配信するコンテンツや枠を指定する手法です。番組ジャンルや放送時間帯を選択することで、オーディエンスでは絞り切れないファン層への訴求や、特定の視聴シーンに合わせた広告配信ができます。ターゲット層が広い商材や、認知拡大を目的とするブランディング施策との相性が高く、ユーザー属性を問わず多くの視聴者にリーチできる点が強みです。
また、特定のジャンルを視聴している潜在層へと自然な形で広告を届けられるため、新規顧客の開拓を目指す場面でも有効な選択肢となります。
Abema広告の費用目安
Abema広告の運用に必要な費用は、選択する配信プランによって大きく金額が左右されます。一般的に、掲載枠を事前に確保する予約型プランのほうが高い出稿金額になっており、まとまった予算が必要となるケースが目立ちます。なるべく費用を抑えてAbema広告を行いたい場合は運用型での配信がおすすめです。また、エムズコーポレーションで対応しているほかの動画広告と比べた費用目安は以下のとおりです。
Abemaとそのほかの動画広告媒体の費用比較(エムズコーポレーション)
| 媒体 | 広告最低出稿金額 | 15秒映像の1視聴あたりの料金 |
|---|---|---|
|
Abema(運用型) |
240,000円~ | 2.0円~ |
|
TVer(セルフサーブ) |
240,000円~ | 2.2円~ |
| YouTube | 150,000円~ | オークション形式(平均4~7円) |
確実な予算管理や費用対効果の最大化を図るためには、事前のシミュレーションと信頼できる広告代理店への相談がおすすめです。
Abema広告出稿の流れ
Abema広告は、一般的に以下の流れで出稿します。
- Abema広告出稿の流れ
- 広告代理店に相談
- 打ち合わせ
- 配信プランの決定
- 動画制作・シミュレーション
- 審査
- 配信準備
- 配信・運用
まず広告代理店に相談し、目的やターゲット・予算をもとに打ち合わせした上で配信プランを決定します。その後、動画素材の制作とシミュレーションを経て審査です。動画制作を自社で対応する方法もありますが、Abema広告は入稿規定が細かく定められており、要件を満たさない場合は審査で差し戻されるリスクがあります。
出稿の際は、制作から入稿までをプロの代理店に一任する方がスムーズに進められます。また、配信後の運用成果の確認から改善提案まで一貫してサポートを受けられる点も、代理店に依頼する大きなメリットです。
Abemaを広告出稿する際の注意点
Abemaに広告を掲載する際は、一般的な運用型広告とは異なる独自のルールや商習慣に配慮する必要があります。トラブルを未然に防ぎ、狙ったタイミングで放映を開始するための注意点を解説します。
入稿規定を確認する
Abema広告には詳細な入稿規定が設けられており、動画制作に着手する前に必ず内容を確認しておく必要があります。規定に沿っていない素材は審査を通過できないため、制作後に修正が発生するとスケジュールに大きな影響を与えます。
他媒体で使用済みのクリエイティブを転用する場合も、そのまま流用できるとは限りません。解像度・ファイル形式・尺・音声仕様など、Abema広告固有の要件を事前に照合した上で制作に臨むことが重要です。
審査基準を確認する
Abema広告の審査はテレビCMの規定に準拠しており、一般的なWeb広告と比べて厳格な基準が設けられています。加えて、以下のようなAbema独自の基準も存在します。
- Abema独自の基準によって出稿できない広告の例
- Abemaのブランド保護の観点から出稿できない広告(金融・パチンコなど)
- Abemaの競合にあたる他の動画配信サービスの広告
- テレビ朝日の競合にあたる広告
自社の業種や商材が審査基準に抵触するかどうかは、出稿前に広告代理店に確認しておくことが安心です。
配信スケジュールに余裕を持つ
前述のように入稿規定や審査基準が厳格なため、配信スケジュールにも十分な余裕を確保しておくことが重要です。動画制作から入稿・審査・配信準備までの工程を考慮すると、配信希望日の少なくとも3か月前には広告代理店への相談を始めることが望まれます。
スケジュールが逼迫した状態で進めると、審査差し戻しや素材修正への対応が困難になります。配信品質を守るためには、早めの行動が欠かせません。
まとめ
Abema広告は、若年層を中心に幅広いユーザーへリーチできる動画広告媒体です。高い視聴完了率とブランドセーフティの高さが特徴で、予約型・運用型の2つのプランから目的に応じた配信設計が可能となっています。
一方で、入稿規定や審査基準が厳格なため、出稿前の事前確認と余裕を持ったスケジュール管理が必要です。効果的な運用を実現するためにも、豊富な実績を持つ広告代理店に相談しながら進めましょう。エムズコミュニケーションでは、Abema広告の制作から配信までをサポートしています。豊富な実績と長年のノウハウにより、お客様に合ったAbema広告のプランニングが可能です。



