TVer広告の効果とは?TVer広告に向いている企業や活用方法を解説

TVer広告は、テレビ番組を視聴するユーザーに動画広告を配信しながら、年齢・性別・興味関心などを活用してターゲットを絞り込める動画広告です。
高い広告視聴完了率や有音で視聴されやすい環境を活かし、企業・商品・サービスの認知拡大に向いています。さらに、話題のドラマやバラエティ、オリンピックなどの大型スポーツ大会がある時期には、TVer全体のユーザー数や動画再生数が伸びた実績があります。
この記事では、
・TVer広告にはどんな効果があるのか
・なぜ認知拡大に向いているのか
・話題番組やスポーツ大会は広告にどう影響するのか
・どんな企業に向いているのか
・広告効果をどう測るのか
を、TVer公式データをもとに解説します。
目次
TVer広告の効果を一言でいうと?
TVer広告の主な効果は、動画を最後まで見てもらいやすい環境で、狙ったターゲットに企業や商品を認知してもらえることです。
- 新商品やサービスの認知拡大
- 地域での店舗・企業認知
- 採用ブランディング
- Web広告で届きにくい潜在層への接触
- 検索やWebサイト訪問につながる前段階の認知形成
…などに活用できます。
一方で、TVer広告だけで直接的な購入や問い合わせを狙うのではなく、検索広告やSNS広告、Webサイト・LPと組み合わせてユーザーの行動導線をつくることが重要です。
TVerとは?月間ユーザー数は4,470万MUBまで拡大
TVerは、民放テレビ局の番組を無料で楽しめる動画配信サービスです。ドラマやバラエティの見逃し配信だけでなく、リアルタイム配信、スポーツ、ニュース、ローカル局制作番組、過去に話題となった作品など、多彩なコンテンツを配信しています。
TVer公式発表によると、2026年1月の月間ユーザー数は過去最高の4,470万MUB(ユニークブラウザ)を記録。月間動画再生数も6.3億回となりました。
さらにTVer広告公式サイトでは下記の情報が公開されています。
- 累計アプリダウンロード数:9,000万(2025年10月時点)
- 月間動画再生数:6.5億回(2025年12月時点)
- 認知率:73.3%(15~69歳/2024年11月時点)
- CMの有音完視聴率:84.6%(2024年11月時点)※ユーザーが音声有りでCM視聴を完了した割合
テレビ番組を見る場所が「テレビの前」だけではなくなった現在、スマートフォンやタブレット、コネクテッドTVなど、さまざまなデバイスでテレビコンテンツを楽しむユーザーとの接点をつくれる媒体へと成長しています。
TVer広告に期待できる5つの効果
1.商品やサービスの認知を広げやすい
TVer広告は、企業名や商品名をまだ知らないユーザーに接触し、認知を広げる施策として活用できます。検索広告の場合、ユーザーがすでに商品やサービスについて検索している必要があります。一方、TVer広告は番組を視聴しているタイミングで広告を届けられるため、まだ商品やサービスを探していない潜在層との接点をつくることができます。
2.動画広告を最後まで見てもらいやすい
TVer広告の特徴のひとつが、高い広告視聴完了率です。TVer広告公式情報では、15秒広告の視聴完了率は96%とされています。原則として広告を途中でスキップできないため、社名や商品名だけでなく、商品の特徴やブランドイメージまで伝えやすくなります。また、TVerはテレビ番組を見るサービスであるため、音声を出した状態で視聴されやすいことも特徴です。映像、ナレーション、音楽を組み合わせた広告表現を活かしやすい媒体といえます。
3.ターゲットを絞って広告を配信できる
TVer広告では、1st Party Dataなどを活用したターゲティングが可能です。年齢、性別、興味関心、視聴番組ジャンルなどをもとに、商品やサービスに合ったユーザーを想定して広告配信を設計できます。
例えば、
「若年層に企業を知ってもらいたい」
「子育て世代にサービスを届けたい」
「特定の商品カテゴリーに関心のあるユーザーに認知を広げたい」
といった目的に合わせた広告配信が可能です。
2026年には外部DMPとの連携も進み、より細かな属性・興味関心データを活用できるようになっています。
4.地域での認知拡大に活用できる
TVer広告は、地域を限定して広告を届ける施策にも活用できます。そのため、下記のような商圏が明確な事業にも向いています。
- 飲食店
- 学習塾
- スポーツジム
- 住宅・不動産
- 医療・福祉施設
- 自動車販売店
- 地域密着型サービス
など、商圏が明確な事業にも向いています。
全国へ広告を配信する必要がない企業の場合、商圏とターゲットを考えて広告を設計することで、必要な地域で企業や店舗の認知を広げることができます。
5.他のWeb広告への反応を後押しできる
TVer広告は、検索広告やSNS広告と組み合わせることで相乗効果を期待できます。
例えば、
TVer広告で商品を知る
↓
商品名を検索する
↓
検索広告や公式サイトを見る
↓
比較・検討する
↓
問い合わせ・購入する
…という流れです。
検索広告だけでは「すでに商品を知っている人」に偏る場合があります。TVer広告で認知の入口をつくり、その後の検索やWebサイト訪問につなげることで、Web広告全体の反響を後押しする役割が期待できます。
話題のドラマやバラエティがあるとTVer利用者は増える?
TVerでは、話題のドラマやバラエティ番組が再生数や月間ユーザー数の増加につながった実績があります。2026年1月、TVerの月間ユーザー数は過去最高となる4,470万MUBを記録しました。
TVerはその要因として、『リブート』『再会~Silent Truth~』『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』などの新ドラマが再生数を牽引したことを挙げています。バラエティでも、『月曜から夜ふかし』『アメトーーク!』『水曜日のダウンタウン』などが多く視聴されました。つまり、「この番組を見たい」という動機がTVerへのアクセスを生み、結果としてサービス全体の利用拡大につながるケースがあると考えられます。
人気ドラマが再生数を後押し
話題性の高いドラマが大きな視聴を生む事例として、『VIVANT(2026)』があります。2026年7月26日に放送された第1話は、TVerで配信開始後8日間に887万再生を突破しました。
参照:株式会社TVer「『VIVANT(2026)』第1話が887万再生突破」
これは、TVerで配信された全番組の単一エピソードにおける、配信開始後8日間の再生数として歴代最高記録です。人気ドラマの放送開始時期は、普段からTVerを利用しているユーザーだけでなく、その作品を目的としてアクセスするユーザーが増える可能性があります。広告主にとっても、TVerへの注目が高まるタイミングのひとつとして検討できるでしょう。
人気シリーズの続編に合わせた配信や、放送中に人気が過熱したドラマ作品も、動画素材があれば最短10営業日で配信可能な為、話題の波に素早く乗ることが出来ます。キャンペーン期間や反響をあと一押ししたい時に、テレビの話題性を活用し。
スポーツ大会でもTVer利用は増える?
世界的なスポーツ大会でも、TVerの再生数・ユーザー数が大きく増えた事例があります。代表例がパリ2024オリンピックです。TVerではほぼ全競技を無料配信し、オリンピックコンテンツの総再生数は約1億1,100万回に達しました。
同年8月のTVer全体では、
・月間ユーザー数:4,100万MUB超
・月間動画再生数:4.9億回超
を記録しました。
TVerは、パリ2024オリンピックのコンテンツがTVer全体の動画再生数を押し上げたと発表しています。 また2025年12月にも、ドラマ・バラエティに加えてスポーツ番組を視聴するユーザーが増加し、月間ユーザー数が当時過去最高となる4,460万MUBを記録しました。このことから、オリンピックをはじめとした世界的なスポーツ大会は、TVerの利用拡大につながるコンテンツのひとつと考えられます。
参照:株式会社TVer「パリ2024オリンピック TVerサービスにおけるオリンピックコンテンツの総再生数が1億1,000万再生を突破」
話題番組がある時期にTVer広告を出すメリットは?
話題性の高い番組がある時期は、普段とは異なるユーザーがTVerを利用する可能性があり、新しい広告接点をつくるチャンスになります。
- 例えば以下のようなタイミングです。
- 人気ドラマシリーズの初回放送
- 人気が出たドラマの後半~最終回
- 話題のバラエティ特番
- オリンピックなどの世界的なスポーツの大会
といったタイミングです。
ただし、番組の視聴者数が多いからといって、広告の問い合わせ件数や売上が必ず増えるわけではありません。
重要なのは、「話題性の高いコンテンツ×自社と相性の良いターゲット×適切な配信タイミング」を組み合わせることです。広告をやるメリットがない時期であれば、無理に配信する必要はありません。TVer全体への注目が高まる時期を把握しながら、自社のターゲットに合った広告配信を設計することが重要です。
TVer広告はどんな企業に向いている?
TVer広告は、特に次のような企業と相性が良いと考えられます。
地域で企業や店舗の認知を広げたい企業
地域で事業を展開しているものの、まだ店舗や企業名を十分に知られていない場合に活用できます。地域を意識した広告配信によって、商圏内のターゲットに動画で企業やサービスの魅力を伝えられます。
Web広告の成果が伸び悩んでいる企業
検索広告やSNS広告だけでは新規ユーザーとの接点が増えにくい場合、TVer広告で認知の入口を増やす方法があります。TVeで知ってもらい、その後の検索やWeb広告への反応につなげる考え方です。
採用認知を高めたい企業
TVer広告は採用ブランディングにも活用できます。 求人媒体は、すでに就職活動を始めている人への訴求が中心です。一方TVer広告では、まだ求人を探していない人にも企業を知ってもらう機会をつくれます。地域採用で企業認知そのものが課題になっている場合にも活用できます。
TVer広告の効果はどう測定する?
TVer広告は認知施策に向いている媒体ですが、広告の目的に応じて指標を設定することが重要です。
認知拡大が目的の場合
広告のリーチ数、視聴完了率の確認や、WEBアンケート等を活用したブランド認知度調査を実施します。
Webへの誘導が目的の場合
サイト訪問数、指名検索数、Web広告への反応の変化などを確認します。
販売・問い合わせが目的の場合
コンバージョン数や問い合わせ件数の変化などを確認します。
TVer広告の効果を高める3つのポイント
1.広告の目的を先に決める
TVer広告を始める前に、「誰に」「何を伝え」「広告を見た後にどうなってほしいか」を明確にします。 例えば、「愛知県の20代に企業を知ってもらい採用につなげる」「店舗商圏の子育て世代に新サービスを認知してもらう」など、具体的に設定します。
2.動画で覚えてほしい情報を絞る
広告が最後まで視聴されても、伝える内容が多すぎると記憶には残りにくくなります。社名、商品名、もっとも重要なメリットなど、広告を見た後に覚えてほしい情報を明確にすることが重要です。
3.TVer広告だけで施策を終わらせない
認知をつくるTVer広告と、検索広告、SNS広告、Webサイトなどを組み合わせます。ユーザーが広告を見た後に検索した際、必要な情報へスムーズにたどり着ける状態を整えておくことが重要です。
TVer広告のメリット・注意点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な効果 | 企業・商品・サービスの認知拡大 |
| 強み | 高い視聴完了率、有音視聴、ターゲティング |
| 向いている施策 | 認知、地域集客、採用、Web広告との連携 |
| 注目タイミング | 人気ドラマ、バラエティ、大型スポーツ大会 |
| 効果測定 | 配信実績、ブランドリフト、コンバージョン |
| 注意点 | 出稿だけで売上増を保証するものではない |
TVer広告に関するよくある質問
Q.TVer広告は本当に効果がありますか?
TVer広告は、企業や商品の認知拡大を目的とする施策に向いています。高い広告視聴完了率やターゲティングを活用できるため、狙ったユーザーに動画で情報を届けやすいことが特徴です。ただし、効果は商品・ターゲット・クリエイティブ・予算・配信期間などによって異なります。
Q.TVer広告はテレビCMと何が違いますか?
テレビCMは幅広い視聴者に届けることに強みがあります。 TVer広告は、デジタル広告のように年齢や性別、興味関心などを活用して配信対象を設計できることが大きな違いです。
Q.TVer広告はWeb広告と併用した方が良いですか?
認知拡大を目的とする場合は、検索広告やSNS広告と組み合わせることがおすすめです。TVerで企業や商品を知ってもらい、その後の検索やWebサイト訪問につなげることで、広告媒体ごとの役割を分けられます。
Q.人気ドラマや世界的なスポーツイベント期間中は配信したほうが良いですか?
世界的なスポーツ大会や人気ドラマの放送時期ではTVer全体の利用者が増えた実績があります。普段TVerを視聴しない層の流入も期待できるため、接触できるユーザーの幅が広がる点がメリットです。しかし、話題性のある時期だからと言って必ず成果が出るわけではありません。自社のターゲットや配信のタイミングが適切かも踏まえて検討する必要があります。
Q.TVer広告の効果測定はできますか?
できます。
配信数や視聴状況に加え、WEBアンケート等を活用したブランド認知度調査やWEBサイトへの計測などを活用できます。広告開始前に何を成果指標とするか決めておくことが重要です。
まとめ
TVer広告は、高い広告視聴完了率、ターゲティング、テレビ番組を楽しむ視聴環境を活用して、企業や商品・サービスの認知を広げられる広告媒体です。また、話題のドラマやバラエティ、世界的なスポーツ大会が配信されるタイミングでは、TVer全体のユーザー数や動画再生数が増加した事例があります。
そのため、「誰に届けるか」だけでなく、「いつ届けるか」まで考えて広告設計することがポイントです。 エムズコーポレーションでは、
「TVer広告でどのような効果が期待できるのか」
「自社に適したターゲティングは何か」
「話題のドラマやスポーツ大会に合わせて広告を配信したい」
「TVer広告用の動画を新しく制作したい」
といったご相談にも対応しています。TVer広告の活用をご検討の際は、TVer広告正規代理店のエムズコーポレーションへお気軽にお問い合わせください。



