インフルエンサーマーケティングとは?メリット・デメリットと、効果的な導入の流れ
インフルエンサーマーケティングとは、SNSで大きな影響力を持つ「インフルエンサー」に依頼して、商品やサービスの宣伝を行ってもらうというマーケティング手法です。Z世代やミレニアル世代と呼ばれる若年層は、商品やサービスの購入を検討するときにSNSでの検索を行います。そういった層へのアプローチとして、非常に注目されています。
ここでは、インフルエンサーマーケティングの考え方や、メリット・デメリットについて分かりやすくご紹介します。
目次
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、SNS(InstagramやYoutube)で多くのファンを獲得している「インフルエンサー」に商品やサービスを宣伝してもらい、消費者の行動に影響を与える新しいマーケティング手法です。従来の宣伝方法は、企業が直接ユーザーに情報を伝えていましたが、インフルエンサーに情報発信を依頼することで、消費者が共感をしやすく、商品へのポジティブな印象を持ちやすくなりました。
サイバー・バズが2020年に行ったソーシャルメディアマーケテイングの市場規模調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場規模は前年比105%で推移し、317億円。さらに成長を続け、2025年には723億円(2020年の2.3倍の市場規模)に達すると見込まれています。 ※参考:https://www.cyberbuzz.co.jp/2020/10/research2020.html
インフルエンサーの役割とは
インフルエンサーとは、SNSで多くのフォロワーを持ち、発信力や影響力の多い存在のこと。特定のトピック(ファッション、美容、旅行、子育てなど)に特化した情報を発信している場合が多いです。自社商材の対象ターゲットが情報の参考にしているインフルエンサーに商品PRをしてもらうことで、認知拡大や購買につながります。
フォロワー数や世間への影響力によって、インフルエンサーに期待する役割も分けられます。
- フォロワー数100万以上の「メガインフルエンサー(トップインフルエンサー)」
- 数十万フォロワーの「マクロインフルエンサー」
- 数万フォロワーの「マイクロインフルエンサー」
- 数千フォロワーの「ナノインフルエンサー」
どの段階のインフルエンサーに依頼するかによって、得られる効果や料金が変わります。
インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングには、次のメリットがあります。
- ターゲット層にリーチしやすい
- 消費者目線の発信をしてもらえる
- 広告感が少ないので、受け入れられやすい
- 拡散力が期待できる
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングのデメリットも把握しておきましょう。
- ステマと思われる可能性がある
- 炎上によりブランドイメージ低下のリスクがある
インフルエンサーマーケティングを始めるには
インフルエンサーを始めるために重要なのが、インフルエンサーの選定(キャスティング)です。具体的な方法としては、「自社で選定し、個別にアプローチをする」「インフルエンサーとマッチングするプラットフォームを使う」「インフルエンサーマーケティング会社を通す」という3つの方法があります。自社でやり取りするのが一番コストも低いですが、やり取りの効率化や効果分析を進めようと思うと、プラットフォームや専門業者を通す方がオススメです。
自社のノウハウやリソースが限られている場合や、初めてインフルエンサーマーケティングを始めるという場合は、業者への依頼も視野に入れて導入を検討しましょう。