28卒採用は今から何をする?最新スケジュールと29卒までの採用計画

「28卒採用はいつから始めればいい?」
「2026年10月から準備しても間に合う?」
「29卒採用はいつから動き始めればいい?」
このような疑問を持つ採用担当者の方も多いのではないでしょうか。28卒とは、主に2028年3月に大学・大学院・短大・専門学校などを卒業予定の学生を指します。
政府が示している28卒の採用スケジュールでは、2027年3月1日以降に広報活動、6月1日以降に採用選考活動、10月1日以降に正式な内定という日程が原則です。しかし、実際の就職活動では、それ以前からインターンシップや仕事体験、オープン・カンパニーなどを通して企業と学生の接点が生まれています。
マイナビ2028でも、すでにインターンシップ&キャリア情報や企業情報が多数掲載され、学生からのエントリー受付も始まっています。つまり、2026年10月時点の28卒採用は「これから準備を始める段階」というよりも、学生との接点を深めながら、2027年2月~3月以降の採用広報本格化に向けた準備を進める時期に入っています。この記事では、2026年10月からの28卒採用スケジュールと、次の29卒採用を見据えて企業がいつから何を準備すべきかを解説します。
目次
28卒採用スケジュールはどうなる?
28卒の政府ルール上の採用スケジュールは、以下の通りです。
2027年3月1日以降:広報活動開始
2027年6月1日以降:採用選考活動開始
2027年10月1日以降:正式な内定
厚生労働省では、大学等卒業・修了予定者について、このスケジュールを原則として示しています。一方で、企業と学生との接点はそれ以前から生まれています。マイナビ2028では、インターンシップ、仕事体験、オープン・カンパニー&キャリア教育などの情報がすでに掲載されており、学生は企業検索やエントリーを行うことができます。また、政府ルールのスケジュールはあくまで政府による経済団体や企業への「要請」であり、法的義務や罰則はありません。上記のスケジュールは形骸化している傾向にあります。早期に動く企業も多く、それに合わせて学生も早く動く傾向が強まっています。(参考:マイナビ2028)
そのため企業側は、2027年3月を「採用活動を始める日」と考えるのではなく、そこから逆算して採用活動を設計することが重要です。
2026年10月時点で28卒採用は何をすべき?
2026年10月時点では、夏のインターンシップや仕事体験が一段落し、学生が志望業界や企業をより具体的に検討していく時期です。
企業側では、ここから大きく2つの準備を並行して進める必要があります。 1つ目は、秋冬のインターンシップや仕事体験、社員交流会などを通じて学生との接点を継続すること。2つ目は、2027年2月~3月以降の採用広報本格化を見据え、求人ナビサイトや採用サイトなどの準備を進めることです。
特にマイナビ2028などの求人ナビサイトを利用する場合は、掲載開始直前になってから媒体を選ぶのではなく、2026年秋頃から、以下の内容を整理しておくことが重要です。
- どの求人ナビサイトを利用するか
- どの掲載プランにするか
- 募集する職種や採用人数をどうするか
- どのような企業情報を掲載するか
- 自社の強みをどのように伝えるか
- 写真や動画などの素材をどう準備するか
- 採用サイトや説明会へどう誘導するか
求人ナビサイトは、申し込みをして終わりではありません。掲載原稿の作成や写真・動画素材の準備、社内確認などにも時間が必要です。そのため、2027年2月~3月からの掲載本格化を見据えて、2026年10月頃から媒体選定や掲載内容の検討を進めておくと、余裕を持って採用活動を始めることができます。
2026年10月~11月|秋冬の学生接点と求人ナビの準備を進める
10月から11月は、夏に接点を持った学生へのフォローと、新たな学生との接点づくりを並行して進める時期です。あわせて、翌年春からの採用広報に向けた求人ナビサイトの準備も始めましょう。具体定期には以下のような取り組みが考えられます。
- 秋冬の仕事体験やオープン・カンパニーを実施する
- 夏のインターンシップ参加者へ情報を届ける
- 社員交流会や座談会を開催する
- マイナビ2028などの求人ナビサイトを比較・選定する
- 求人ナビサイトの掲載原稿を確定する
- 企業情報や募集要項を最終確認する
- 掲載プランやオプションを検討する
- 募集職種や採用人数を整理する
- 掲載する企業情報や原稿の方向性を決める
- 社員写真や職場写真、動画などを準備する
- 採用サイトのコンテンツを見直す
- SNSなどで企業情報を継続的に発信する
マイナビ2028では、すでに企業検索やインターンシップ&キャリアのエントリー受付が行われています。つまり、2026年10月の段階でも学生はすでに企業情報を探しています。「3月から学生に見られる」のではなく、すでに学生に見られているという意識で、採用情報を整えていくことが重要です。
2026年12月~2027年2月|求人ナビ・採用コンテンツを仕上げる
12月から2月は、2027年春からの採用広報本格化に向けて、求人ナビサイトや採用コンテンツを仕上げる時期です。ただ、求人ナビサイトに関しては12月よりも前に入稿が必要な場合もあるため、媒体ごとの締め切りを確認し準備を行いましょう。
- この段階では、
- 企業情報や募集要項を最終確認する
- 社員紹介や職種紹介を充実させる
- 採用サイトを更新する
- 採用動画を制作・公開する
- 会社説明会資料を完成させる
- 説明会の日程を決定する
- 応募後の選考フローを整理する
- 採用担当者や面接官の体制を整える
…といった準備を進めます。
特に求人ナビサイトと採用サイトは、別々のものとして考えないことがポイントです。 学生側からすると、「求人ナビサイトで企業を知る→採用サイトを確認する→動画や社員紹介を見る→説明会へ参加する→応募する」というように、複数の情報を確認しながら企業への理解を深めていきます。そのため、求人ナビサイト、採用サイト、採用動画などで伝えている内容に大きなズレがないよう、採用メッセージを統一しておきましょう。
2027年3月~5月|採用広報と母集団形成を本格化する
政府が示すスケジュールでは、2027年3月1日以降が28卒の採用広報活動開始時期です。この時期になると、求人ナビサイトをはじめとした採用媒体での情報発信も本格化します。
- 企業側では、
- 求人ナビサイト
- 採用サイト
- 合同企業説明会
- 自社説明会
- スカウト
- SNS
- Web広/告
- 採用動画
などを組み合わせながら、学生との接点を増やしていきます。
ここで重要なのは、「応募数を増やすこと」だけを考えないことです。自社をまだ知らない学生には認知してもらい、すでに知っている学生には仕事内容や企業文化をより深く理解してもらう必要があります。母集団形成と企業理解の両方を意識して施策を設計しましょう。
2027年6月~10月|選考・内定・内定者フォローへ
政府スケジュールでは、2027年6月1日以降が採用選考活動開始、10月1日以降が正式な内定日です。
- 選考が進む時期には、
- 面接
- 社員交流
- 内々定
- 内定承諾に向けたフォロー
- 追加募集
などを行います。
採用活動が早期化すると、学生と企業が接点を持ってから入社するまでの期間も長くなります。そのため、内々定・内定を出して終わりではなく、社員との交流や内定者向けイベント、会社情報の継続的な提供などを通して、入社まで関係を維持することも重要です。
28卒採用のスケジュールを一覧で確認
2026年10月時点から考える28卒採用の流れは、以下の通りです。
28卒採用スケジュール
| 【2026年10月~11月】 | 秋冬インターン・仕事体験 |
| 夏インターン参加者へのフォロー | |
| 社員交流会 | |
| 求人ナビサイトの比較・選定 | |
| 掲載プランの検討 | |
| 採用原稿・写真・動画素材の準備 | |
| 【2026年12月~2027年2月】 | 求人ナビサイトの掲載原稿を確定 |
| 採用サイトの更新 | |
| 採用動画の制作 | |
| 会社説明会資料の準備 | |
| 説明会日程の決定 | |
| 応募・選考フローの整備 | |
| 【2027年3月~5月】 | 求人ナビサイトでの採用広報本格化 |
| 合同説明会・自社説明会 | |
| スカウト | |
| Web広告・SNS | |
| 母集団形成 | |
| 【2027年6月~9月】 | 採用選考 |
| 内々定 | |
| 内定承諾フォロー | |
| 追加募集 | |
| 【2027年10月以降】 | 正式内定 |
| 内定者フォロー | |
| 入社準備 |
28卒採用では「早く選考すること」だけが重要ではない
採用の早期化という言葉を聞くと、「早く選考を始めなければならない」と考えがちです。 しかし、重要なのは単純に選考日程を早めることではありません。
採用活動では、
認知→興味・関心→企業理解→説明会・インターン参加→応募→選考→内定
という段階があります。
特に企業知名度が高くない場合、学生が自社を知らない状態で求人情報を掲載しても、十分な応募につながらない可能性があります。そのため、選考開始時期だけではなく、学生にいつ自社を知ってもらうのかから逆算して考えることが重要です。
28卒採用で企業が準備しておきたい5つのこと
1.求人ナビサイトを早めに選定する
2027年春からの採用広報に向けて、2026年秋から求人ナビサイトの比較・選定を進めましょう。 媒体によって、学生の特徴・掲載プラン・スカウト機能・掲載できる情報量…など、条件や接触できるターゲット層が異なります。
「周囲の企業が使っているから」だけで決めるのではなく、自社の採用ターゲットとの相性を考えて選定することが重要です。
2.採用ターゲットを明確にする
「どんな学生でもいいから応募してほしい」という考えでは、採用情報の内容も曖昧になってしまいます。
- 募集職種だけでなく、
- どのような価値観を持つ人か
- どのような仕事に興味を持つ人か
- 自社のどのような特徴に魅力を感じる人か
まで整理しておくと、その後の採用メッセージを作りやすくなります。
3.自社の魅力を言語化する
学生に伝えるべき情報は、給与や休日などの条件だけではありません。仕事内容、社員、社風、成長環境、キャリア、企業の考え方なども重要です。競合企業と比較した際に、「なぜこの会社なのか」 を伝えられるよう、自社ならではの魅力を整理しましょう。
4.採用サイト・採用動画を整備する
学生が求人ナビサイトで企業名を知った後、採用サイトや企業サイトを調べることがあります。そこで仕事内容や社員情報が十分に掲載されていなければ、企業理解につながりにくくなります。
- 採用サイトでは、
- 仕事内容
- 社員紹介
- 1日の仕事の流れ
- キャリアステップ
- 福利厚生
- 企業文化
- 募集要項
- よくある質問
などを充実させましょう。
また、採用動画では職場の雰囲気や社員の人柄など、文章や写真だけでは伝えにくい情報を届けることができます。
5.学生との接点を継続する
一度インターンシップや説明会に参加してもらったからといって、そのまま応募につながるとは限りません。社員紹介、仕事内容、イベント案内、選考情報などを継続的に届けることで、企業への理解や関心を維持してもらうことが重要です。
29卒採用スケジュールは?今からフルスケジュールで考えよう
28卒採用と並行して、2029年3月卒業予定者を対象とする「29卒採用」も見据えておきましょう。2026年10月時点では、29卒の政府による正式な採用活動日程はまだ公表されていません。そのため、以下は現在の「広報3月・選考6月・正式内定10月」という基本ルールが継続することを想定し、近年の採用活動の流れから逆算した企業向けのスケジュール例です。
2026年10月~2027年3月|29卒の採用戦略を設計する
まずは、28卒採用を進めながら、29卒の採用計画を考え始めます。以下の準備を進めていきましょう。
- 28卒採用の状況を確認する
- 採用活動の課題を整理する
- 29卒の採用人数を検討する
- 採用ターゲットを整理する
- 競合企業を確認する
- 自社の採用上の強みを整理する
- 夏のインターンシップを企画する
- 採用サイトや動画の改修を検討する
29卒の採用活動を「2028年3月から」と考えるのではなく、学生との接点が生まれる2027年夏から逆算して準備することが重要です。
2027年4月~5月|29卒の採用コンテンツを準備する
春になったら、夏の学生接点に向けて具体的な準備を進めます。
- インターンシップ・仕事体験の企画
- 求人ナビサイトへの掲載準備
- 採用サイトの更新
- 社員インタビューの制作
- 採用動画の制作
- SNSでの情報発信
- 合同イベントへの出展準備
採用サイトや動画は完成までに時間がかかるため、夏になってから制作を始めるのではなく、春から準備を進めておくことがポイントです。
2027年6月~9月|29卒学生との接点をつくる
夏は、29卒学生との最初の大きな接点となる時期です。インターンシップ、仕事体験、オープン・カンパニーなどを通じて、「企業を知ってもらう」「業界を理解してもらう」「仕事に興味を持ってもらう」機会をつくります。この段階では、応募者を集めることだけを目的にするのではなく、学生に企業や仕事を理解してもらうことを重視しましょう。
2027年10月~2028年2月|29卒学生との関係を深める
夏に接点を持った学生に対して、秋冬は企業理解をさらに深めてもらう時期です。
- 社員座談会
- 職種別イベント
- 仕事体験
- オフィス・工場見学
- 会社説明コンテンツ
- 採用動画
- メールやSNSでの情報発信
などを活用します。
また、この時期には、翌春の採用広報に向けて求人ナビサイトの選定や掲載原稿の準備も進めておきましょう。
2028年3月以降|29卒の採用広報・選考へ
現在の採用活動日程が29卒でも継続した場合、
2028年3月以降:採用広報
2028年6月以降:採用選考
2028年10月以降:正式内定
という流れになります。
ただし、29卒の正式な政府日程は2026年10月時点では未公表です。
実際に採用活動を進める際には、政府や関係機関から発表される最新の日程を確認してください。
29卒採用のフルスケジュールを一覧で確認
29卒採用スケジュール
| 【2026年10月~2027年3月】 | 採用方針の整理 |
| 採用ターゲット設定 | |
| 28卒採用の課題分析 | |
| インターンシップ企画 | |
| 【2027年4月~5月】 | 採用サイト・採用動画準備 |
| インターンシップ募集 | |
| 求人ナビサイト準備 | |
| イベント出展準備 | |
| 【2027年6月~9月】 | 夏インターンシップ 仕事体験 |
| オープン・カンパニー | |
| 学生との認知・接点形成 | |
| 【2027年10月~2028年2月】 | 秋冬インターン・仕事体験 |
| 社員交流 | |
| 学生フォロー | |
| 求人ナビサイト選定・掲載準備 | |
| 採用コンテンツ仕上げ | |
| 【2028年3月~5月】 | 採用広報 |
| 求人ナビサイト掲載 | |
| 会社説明会 | |
| スカウト | |
| 母集団形成 | |
| 【2028年6月~9月】 | 採用選考 |
| 内々定 | |
| 承諾フォロー | |
| 追加募集 | |
| 【2028年10月以降】 | 正式内定 |
| 内定者フォロー | |
| 入社準備 |
28卒・29卒採用のよくある質問
Q.28卒とは何年に卒業する学生ですか?
28卒とは、主に2028年3月に大学・大学院・短大・専門学校などを卒業予定の学生を指します。
Q.28卒の求人ナビサイトはいつから準備すべきですか?
2027年2月~3月以降の採用広報本格化を考えると、2026年秋頃から求人ナビサイトの比較・選定や掲載内容の検討を始めておくとスムーズです。媒体選定だけでなく、募集職種、採用人数、原稿、写真、動画などの準備にも時間が必要なため、余裕を持って進めましょう。
Q.29卒採用はいつから準備すべきですか?
29卒採用は、2027年夏の学生接点を想定し、2026年秋から2027年春にかけて採用戦略やインターンシップの企画を始めると準備しやすくなります。28卒採用を進めながら、その課題や成果を29卒の計画へ反映することも重要です。
まとめ|28卒は秋冬から本格準備、29卒は今から逆算して考えよう
2026年10月時点の28卒採用では、すでに学生が企業情報を探し、インターンシップや仕事体験などを通して企業との接点を持っています。
そのため企業側では、
2026年10月~11月:学生フォロー、秋冬施策、求人ナビサイトの選定
2026年12月~2027年2月:求人ナビ原稿、採用サイト、採用動画、説明会準備
2027年3月~5月:採用広報・母集団形成の本格化
2027年6月以降:採用選考、内定、内定者フォロー
という流れを意識することが重要です。
また29卒については、2027年夏の学生接点から逆算し、2026年秋から採用戦略を考え始めることで、余裕を持って準備できます。採用活動の早期化に対応するために重要なのは、単純に選考を早くすることではありません。学生が企業を探し始めるタイミングから逆算し、「知ってもらう」「理解してもらう」「応募してもらう」という流れをつくることが重要です。
エムズコーポレーションの「採用×広告」支援
エムズコーポレーションでは、広告代理店として培ったノウハウを活用し、企業の採用活動をサポートしています。
- 求人ナビサイトへの掲載
- 採用サイトの企画・制作
- 採用動画の企画・制作
- オンライン説明会のサポート
- Web広告やSNSを活用した採用プロモーション
採用サイト、採用動画、オンライン説明会、求人ナビサイトなどを組み合わせた採用支援を行っています。「28卒の求人ナビサイトをどれにするか迷っている」「2027年春までに採用サイトや動画を整えたい」「29卒まで見据えて採用計画を考えたい」といった場合には、採用スケジュールの整理から、求人媒体、採用コンテンツ、広告施策までご相談いただけます。新卒採用に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。



