媒体特性から考える、広告成果を高めるターゲティング設計とは

「広告を出しているのに成果が安定しない」――その原因は“ターゲティングの設計”にあるケースが少なくありません。「誰に」だけでなく「どの場面で」「どんな広告を見せるか」まで設計することでより効果的な広告を出すことができます。
本記事では、広告を出すときのターゲティングの考え方について解説します。
目次
広告ターゲティングとは
広告ターゲティングとは、 「誰に届けるのか」を明確にすることです。
たとえば、 女性/35歳/愛知県在住/主婦
男性/30歳/東京在住/会社員/年収500万円
といったように、年齢・性別・居住地・職業などの基本属性を設定します。
ここが曖昧なまま広告を出すと、誰にも刺さらないメッセージになってしまいます。
しかし、大本のターゲット像を決めたとしても、 そのターゲットへ本当に届くかどうかは、媒体の特性によって変わります。
そこで今回は、 マス媒体とWeb媒体に分けたターゲティングの考え方を解説します。
マス広告は「時間帯」で精度を高める
テレビやラジオなどのマス媒体では、細かな個人データを使うことは難しくなっています。
その代わりに重要なのが、 「そのターゲットが、いつ見ているか」「マス媒体に接触している状況」など生活シーンを予測することです。
時間帯の特徴・響きやすい訴求に合わせてCMの内容を変えて放送すると効果的です。
時間帯別の特徴
時間帯別の特徴は以下のように考えられます。
■ 朝(6〜9時)
→ “効率・時短”を強調
朝は通勤や家族の準備などで慌ただしい時間帯です。
時計代わりにテレビを活用する社会人が接触していると考えられます。
現状の心境に合わせた「効率」「時短」「すぐ役立つ」といった実用的なキーワードが響きやすくなります。端的で分かりやすいメッセージ設計が効果的です。
■ 昼(12〜15時)
→ “情報収集・比較”を後押し
お昼にテレビを閲覧できるゆとりを確保できる主婦・高齢者層が多い時間帯と想定できます。
「あると便利」「わかる、それ困ってた」と共感を呼ぶ訴求が効果的です。
■ 夜(19〜22時)
→ “楽しさ・安心感・ご褒美感”を訴求
仕事や学校を終え、リラックスタイムにあたる時間帯です。
好きなタレントが出演していたり、「楽しい」「ほっとする」「自分へのご褒美」といった情緒的なメッセージがあったりすると心に残りやすくなります。
やるべきことは「時間別にCM内容を変える」こと
このように時間帯によって接触しているユーザーや響く見せ方は変わります。
・ターゲットの1日の流れを予測する
・ 朝・昼・夜で気持ちを想像する
・ 時間帯ごとに原稿を作り分ける
マス媒体は細かく“誰か”を指定できない分、 「いつ接触しているか」「どのような心境で見ているか」を考えて時間別で広告の内容を変更することが精度向上につながります。
Web媒体は「見せ方」で精度を高める
Web広告の大きな強みは、年齢・性別・エリアだけでなく、興味関心や行動履歴まで含めた細かいセグメント設定が可能なことです。
しかし、設定を細かくするだけでは成果は伸びません。
重要なのは、同じターゲットでも刺さりやすいメッセージは何か、反応を確かめることです。
異なるメッセージの広告を同時に配信し、響くメッセージを検証することで効率的に反響を獲得できる広告を配信することができます。
ABテストで「本当に響くメッセージ」を確かめる
例えば、オンライン英会話サービスで考えてみると
A:「英語でキャリアアップ」(具体的な未来像で訴求)
B:「たった3か月で日常会話レベル」(所要期間で訴求)
A:「無料体験あり」(無料訴求)
B:「月額◯円から」(具体的な値段で訴求)
このように、 同じユーザーに配信しても訴求軸を変えるだけでクリック率や申込み数は変わります。
Web広告では、実際に配信してリアルタイムで反応を比べられるのが大きな強みです。
訴求内容を検証することで再現性高く反響を獲得できる広告を配信することができます。
媒体ごとの特性を理解することが重要
ここまでを整理すると、
| 媒体 | 精度を高めるポイント |
|---|---|
| マス媒体 | 時間帯で接触を予測する |
| Web媒体 | 訴求軸を変えて検証する |
まとめ
広告のターゲティングの基本は、ターゲットとなるユーザー属性を決めることです。
しかし、そのターゲティングをより正確にするために
マス媒体→時間帯でのユーザーの行動パターンを想定する
Web媒体→ターゲットとしているユーザーが好む訴求内容を検証する
この一歩により、広告成果を大きく変えることができます。
エムズコーポレーションでは、適切な媒体の出し分け、見せ方の設計まですべて対応しております。商品・サービスに合った広告出稿をサポートいたします。



