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インバウンドメディアとは?主なWebサイトの特徴やフリーペーパーも紹介

外国人観光客の増加とともに、注目されている媒体の一つにインバウンドメディアがあります。外国人観光客が日本の情報を収集する手段としてよく利用されており、外国人向けの広告として有効ではあるものの、日本人にはなじみが薄いものでもあるでしょう。

本コラムでは、よく利用されている各インバウンドメディアの特徴やフリーペーパーについて、言語圏別に分かりやすくご紹介します。

インバウンドメディアとは

インバウンドメディアとは、海外からの観光客を対象としたメディア全般を指します。日本へ訪問したい外国人に向け日本の魅力、観光スポット、地域活性化の施策などを発信するサイトなどがこれに該当します。

サイトによっては来日経験のある外国人の体験談や声を掲載したり、豊富な情報を売りにしているサイトもあります。インバウンドメディアの代表的なものとしては、Webメディアですが、雑誌やフリーペーパーも発行しています。

【多言語対応】主なインバウンドメディアサイト

ここでは外国人に向けて日本の情報を発信している、主なインバウンドメディアをご紹介します。この章で紹介するメディアは多言語対応しています。多くの言語圏の外国人にアプローチができるため、ターゲットとなる外国人の国籍が定まっていない場合にもおすすめです。

MATCYA

MATCYAは観光・グルメ・文化・便利情報など幅広い情報を取り扱っており、月間340万人以上が利用する人気メディアです。情報量が充実しているだけでなく、10年以上運営してきたノウハウが蓄えられており、海外SEOにも対応しています。対応言語は英語・中国語(繁体字、簡体字)・タイ語・韓国語・ベトナム語・インドネシア語・スペイン語の8か国語です。日本語にも対応しており、外国人向けの「やさしい日本語」の区分もあります。
■参考:MATCYA

ZEKKEI Japan

ZEKKEI Japanはその名の通り、日本の絶景紹介に特化したサイトです。季節に応じたおすすめスポットやその月の人気エリアなどが紹介されています。また、どのような絶景が見たいかテーマごとに選択できたり、写真でも検索が可能です。PV数は年間2,100万件以上あり、香港・台湾からのアクセスが多い傾向にあります。言語は中国語(繁体字)・英語・韓国語・タイ語・ベトナム語・ミャンマー語に対応しています。
■参照:ZEKKEI Japan

All About Japan

日本でも有名なキュレーションサイト「All About」を運営する、株式会社オールアバウトが提供するインバウンドメディアです。東京・箱根・富士山や名古屋・京都・大阪などの有名観光地だけでなく、地方にある隠れた名所も紹介しています。WebメディアだけでなくSNSも有効活用した情報発信をしており、月間PV数は750万件です。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語・タイ語の6か国語です。
■参考:All About Japan

tsunagu Japan

tsunagu Japanは外国人視点で日本の魅力を伝えるインバウンドメディアです。地域や古典文化にフォーカスした記事から、カードゲームやクレーンゲーム、執事カフェなどサブカルチャーについても発信しています。どの記事も、外国人が欲しい情報の発信に注力しており、質・量ともに充実しています。対応言語は日本語・英語・中国語(繁体字、簡体字)・ベトナム語・タイ語・韓国語・インドネシア語の7か国語です。
■参考:tsunagu Japan

LIVE JAPAN

国内でも有名な飲食店検索サービス「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびが運営母体のインバウンドメディアです。「日本の魅力を世界の旅行者へ」をコンセプトに、観光・食事・買い物・宿泊の4分野を中心に情報提供をしています。外国人編集者が在籍しており、外国人目線での記事作成や、動画による情報発信も得意としています。対応言語は、英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語・タイ語・インドネシア語・マレー語・日本語です。
■参考:LIVE JAPAN

Travel Japan

日本政府観光局(JNTO)が運営する政府公式のインバウンドメディアです。史跡・名勝・文化に関する情報では右に出るメディアはないほど充実しています。発信内容も日本全国を網羅しており、日本人が読んでも見ごたえのあるサイトです。情報量だけでなく対応言語も豊富で、英語・中国語(簡体字、繁体字)・ベトナム語・タイ語・韓国語・インドネシア語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・フランス語・アラビア語など、多くの言語に対応しています。
■参考:日本政府観光局「Travel Japan

【中国・台湾向け】主なインバウンドメディアサイト

続いてご紹介するインバウンドメディアは、中国・台湾で支持を得ているサイトです。中国人をメインターゲットとして情報発信する際は、これから紹介するサイトを利用しましょう。ここでは2つご紹介します。

樂吃購!日本

樂吃購!日本は、台湾・香港在住者向けのインバウンドメディアです。アクセスデータを都度分析し、トレンドやニーズに合った情報発信をしています。公式サイト・公式YouTubeチャンネルは台湾の日本観光関連で最大のアクセス数を誇り、記事SEO・動画SEOどちらも強いサイトです。サイトを閲覧する人は3ヶ月以内に訪日予定のユーザーが7割と高く、その大半が来日しています。日本語が堪能な編集者により、リアルな情報を発信できています。
■参考:樂吃購!日本

Japaholic

Japaholicは、20〜30代の中国・台湾・香港在住女性をターゲットとしたインバウンドメディアです。グルメや旅行のような観光情報だけでなく、アニメや漫画・美容・芸能・ファッション・トレンドなど女性が欲しがる情報を発信しています。おもに、中国・台湾・香港在住の女性向けメディアではありますが、他のアジア圏に住む女性も読めるように多言語展開をしています。対応言語は中国語(簡体字、繁体字)・インドネシア語・韓国語・タイ語・英語です。
■参考:Japanholic

【英語中心】主なインバウンドメディアサイト

続いて紹介するメディアは英語圏に強いインバウンドメディアです。ご存じの通り英語は世界で幅広く使われており、特に欧米地域への発信に強みを発揮します。この章では英語での発信に強く、発信内容に特徴があるメディアを紹介します。

Japan-guide.com

Japan-guide.comは1996年開設の歴史あるインバウンドメディアです。在日外国人が運営しており、訪日したい外国人に寄り添った情報を発信しています。特に訪日外国人に好まれる寺院・神社・城・城跡に関する情報が豊富です。グランピングに特化した情報発信など日本人でも見落としがちな情報も発信しています。対応言語は英語のみです。
■参考:japan-guide.com

Tokyo Otaku Mode

Tokyo Otaku Modeは「オタク」という言葉が入っている通り、日本のサブカルチャーに特化した情報を発信するインバウンドメディアです。海外向けに日本のアニメ・漫画・ゲーム・音楽などの情報を発信し、同時に関連商品も販売しています。モットーは、ファンとともに商品開発をし、海外ファンが待ち望むものを販売することです。フィギュアの新商品紹介や各種イベントの紹介なども行っています。言語は英語中心ですが、日本語サイトも開設されています。
■参考:Tokyo Otaku Mode

人気エリア特化のインバウンドメディアサイト

最後にご紹介するサイトは、外国人に人気のエリアに特化したインバウンドメディアです。今回は外国人に特に人気の東京・京都・大阪に特化したインバウンドメディアをご紹介します。どのメディアも公的機関が運営しており、情報の信頼性も高いメディアです。

GO TOKYO

GO TOKYOは「公益財団法人東京観光財団」運営のインバウンドメディアです。発信内容は東京エリアにこだわっており、日本人が見ても魅力的な情報を発信しています。2024年12月からは民間チケットサイトと連携して、メディア内から外国語対応サイトへ簡単に遷できます。情報発信だけでなく、集客のプラットフォームとしても拡大中です。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語・タイ語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・フランス語です。
■参考:公益財団法人東京観光財団「GO TOKYO

Kyoto Travel Guide

Kyoto Travel Guideは「公益社団法人京都市観光協会」運営のインバウンドメディアです。古きよき京都の文化と新しく生み出された価値、両方を伝えるメディアとして情報を発信しています。行き先を決める段階や旅行中など、旅の段階別に発信する内容を変えており、外国人観光客が欲しい情報に簡単にたどり着けるようなUIの工夫もされています。対応言語は英語・フランス語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語・スペイン語です。
■参考:公益財団法人京都市観光協会「Kyoto Travel Guide

OSAKA-INFO

OSAKA-INFOは「大阪観光局」運営のインバウンドメディアです。大阪の人気観光スポットだけでなく、大阪の成り立ちや歴史なども学べるコンテンツを発信しています。Webサイトだけでなく、各国の言語を用いたSNS運用にも力を入れており、新規オープンのお店や日本人も知らないスポットの発信をしています。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字、繁体字)・韓国語・タイ語・スペイン語・アラビア語・フランス語です。
■参考:大阪観光局「OSAKA-INFO

Webサイト以外のインバウンドメディア

ここまでさまざまなWebメディアを紹介してきましたが、フリーペーパーを配布するメディアも存在しています。フリーペーパーはじっくり読み込んだり、持ち歩きながら見るなど紙媒体ならではのよさがあるでしょう。Web以外のインバウンドメディアとして代表的なものを3つ紹介します。

att.JAPAN

att.JAPANはインバウンド専門業者として25年以上の歴史を誇る、株式会社ファイネックスが運営するインバウンドメディアです。フリーペーパーの配布箇所は観光案内所や空港、ホテル、パーキングエリアなど国内2000か所以上を誇ります。発行部数も毎号25万部を誇り、訪日観光客に伝わる編集や翻訳などノウハウも豊富です。フリーペーパーだけでなく、WebメディアやSNSにも注力しているため、あらゆる角度から訪日外国人に向けた情報発信が可能です。

SPRING TIME

SPRING TIMEは、中国系のLCCである春秋航空日本(Spring Japan)の機内誌です。春秋航空日本そのものの紹介はもちろん、就航地域にまつわる情報も発信しています。LCCの機内にはオーディオやディスプレイが設置されていないため、渡航中の読み物として気軽に手に取ってもらいやすい環境です。中国からの観光客に強く、言語も日本語・中国語を併記しています。
なお、当社ではSPRING TIMEへの広告掲載を取り扱っております。興味がある方は一度お問い合わせください。

Jetstar Magazine

Jetstar Magazineは、日本で有名なLCCであるジェットスターグループ(ジェットスター航空、ジェットスター・アジア航空、ジェットスター・ジャパン)の機内誌です。就航地域に在住するライターが最新ニュースや観光地、イベント情報などを随時発信しています。日本語での発信だけでなく、一部ページはインバウンド向けの内容として英語で編集しており、訪日観光客をターゲットとした広告掲載も可能です。
なお、当社ではJetstar Magazineへの広告掲載を取り扱っております。興味がある方は一度お問い合わせください。

まとめ

新型コロナウイルスの影響が少なくなり、訪日観光客はコロナ前と比較しても増加傾向です。日本に行きたい外国人向けのメディアとしてインバウンドメディアが発達しており、各メディアでの発信内容にもそれぞれ特徴があります。そのため、どの言語圏に住む外国人にアプローチするかによってメディアの選定も変わります。インバウンドメディアに広告を掲載したい場合は、ターゲットやペルソナを一度整理してから掲載メディアを選定するとよいでしょう。

当社では機内誌を中心にインバウンドを狙った広告掲載が可能です。ご興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。

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