採用活動にTVer広告を活用するメリットとは?採用ブランディングのポイントを解説

採用活動では、求人サイトやIndeed、SNS、採用サイトなど、さまざまな媒体が活用されています。
- 一方で、
- 求人を掲載してもなかなか応募が集まらない
- そもそも企業の知名度が低い
- 求人を探している人以外にも会社を知ってもらいたい
- 若手人材との接点を増やしたい
といった課題を抱える企業も少なくありません。
こうした課題に対して活用できる広告手法のひとつが、TVer広告です。TVer広告は、求人情報を詳しく説明してその場で応募を促すというよりも、動画を使って企業の存在や魅力を印象づける採用ブランディングと相性のよい広告です。特にTVer広告で使用される動画は15~30秒程度が中心となるため、SNSや採用サイトに掲載する採用動画とは役割が異なります。
短い時間の中で企業の魅力を直感的に伝え、「この会社、なんだか気になる」「一度調べてみよう」と思ってもらうことが重要です。今回は、採用活動にTVer広告を活用するメリットと、採用ブランディングとして効果的に活用するためのポイントをご紹介します。
目次
TVer広告とは?
TVer広告とは、民放公式テレビ配信サービス「TVer」の番組視聴中に配信される動画広告です。ドラマやバラエティ、スポーツ、ニュースなどの動画コンテンツの中でCMとして配信されるため、Web広告でありながらテレビCMに近い形でユーザーへ接触できます。また、年齢や性別、地域などをもとに広告の配信対象を設定できることも特徴です。
- そのため、
- 特定エリアに住む若手層へ企業を知ってもらう
- 採用したい年齢層へ企業CMを届ける
- 地域での企業認知を高める といった採用目的での活用も考えられます。
求人媒体とは異なり、現在積極的に仕事を探していない人にも接点をつくれるため、企業認知を広げる施策として活用できます。
関連記事:注目のTVer広告がこれでわかる!料金の仕組みや特徴を徹底解説
採用活動にTVer広告を活用するメリット
求職活動をしていない潜在層にも企業を知ってもらえる
採用活動でTVer広告を活用する大きなメリットは、現在求人を探していない人にも企業を知ってもらえることです。
一般的な求人媒体は、「転職したい」「就職先を探したい」と考えている人が自らアクセスします。一方、TVer広告は番組を視聴しているユーザーに広告を配信します。
そのため、まだ具体的に転職や就職活動を始めていない人にも、
「こんな会社があるんだ」
「この会社、少し面白そう」
「地元にこんな企業があったんだ」
と知ってもらうきっかけをつくることができます。
採用活動では応募数を増やすことだけでなく、将来の採用候補者に企業名や事業内容を知ってもらうことも重要です。TVer広告は、短期的な応募獲得だけではなく、中長期的な採用ブランディングにも活用できる広告手法といえます。
採用ブランディングとして企業の印象をつくれる
TVer広告は、採用情報を詳しく説明するよりも、企業のイメージや魅力を短時間で印象づける施策に向いています。 求職者が企業を選ぶ際には、給与や勤務地といった条件だけではなく、以下の要素も重要になります。
- どんな会社なのか
- どんな雰囲気なのか
- どんな仕事をしているのか
- どんな人が働いているのか
- 自分が働く姿をイメージできるか
TVer広告では動画と音声を使えるため、文章や静止画だけでは伝わりにくい企業の雰囲気や世界観を表現できます。
- 例えば、
- 社員がいきいきと働く姿
- 製造現場のダイナミックな映像
- 地域を支えている仕事
- 若手社員が活躍している様子
- 企業の特徴を象徴するキャッチコピー
などを映像に取り入れることで、会社の魅力を直感的に伝えられます。
特にBtoB企業や製造業など、一般消費者との接点が少ない企業にとっては、まず企業そのものを知ってもらうことが採用活動の第一歩になります。
年齢や地域を設定して広告を配信できる
TVer広告では、広告を届けたいユーザーを一定の条件で絞って配信できます。
- 例えば、
- 20代~30代へ配信する
- 勤務地周辺のユーザーへ配信する
- 採用したい年齢層へ届ける
- 採用を強化している地域に絞る
といった活用が考えられます。
地上波テレビCMでは広い層に広告を届けることが基本となりますが、TVer広告では採用したい人物像に合わせて配信条件を設定できる点が特徴です。ただし、条件を細かく設定しすぎると対象となるユーザーが少なくなり、十分な広告配信量を確保できない場合があります。採用したい人物像を明確にしながら、広告予算や配信規模とのバランスを考えて設計することが重要です。
TVerの採用動画は「15~30秒で印象を残す」ことが重要
採用目的でTVer広告を活用する際、特に重要なのが動画クリエイティブです。採用動画と聞くと、社員インタビュー・仕事内容紹介・1日の仕事の流れ…などを詳しく紹介する動画をイメージする方も多いでしょう。
こうしたコンテンツは、SNSやYouTube、採用サイトなどでは有効です。一方、TVer広告では15~30秒程度の短い時間で企業の魅力を伝える必要があります。
そのため、多くの情報を詰め込むのではなく、
「会社の特徴を一つ伝える」
「印象的なメッセージを残す」
「会社名を覚えてもらう」
「興味を持つきっかけをつくる」
という役割に絞って考えることが重要です。
採用情報を詰め込みすぎない
15~30秒という短い時間の中で、仕事内容、福利厚生、社員紹介、企業理念、募集職種、待遇、会社概要などをすべて説明しようとすると、一つひとつの情報が伝わりにくくなります。TVer広告では、情報量よりも短時間で理解できることと、印象に残ることを重視するのがポイントです。
例えば、
「日本の○○を支えている会社」
「地元で100年、ものづくりを続ける会社」
「若手社員が活躍する○○メーカー」
「あなたが毎日使っている○○をつくっています」
など、企業の特徴を一言で表現するメッセージを中心に動画を設計します。
TVer広告の中ですべてを伝えようとするのではなく、まず企業に興味を持ってもらい、詳しい情報は採用サイトやSNSで確認してもらうという役割分担が重要です。
最初の数秒で「何の会社か」を伝える
15~30秒の短尺CMでは、視聴者が短時間で内容を理解できる構成も重要です。
特に一般的な知名度がまだ高くない企業の場合、企業名だけを見せても事業内容までは伝わりません。「何をしている会社なのか」「どんなところが特徴なのか」をできるだけシンプルに表現することで、企業への理解や興味につなげやすくなります。
社風や雰囲気、会社が目指す方向性、応募してほしい人材のタイプに合わせて、映像の方向性も変わります。おもしろ系、スタイリッシュ系、情熱系…など様々な方向性での制作が可能です。「何の会社か」とあわせて、どんな会社のイメージを浸透させたいかを決めることも重要です。
「採用説明動画」ではなく「採用CM」として考える
TVer広告で使用する動画は、採用情報を詳しく紹介する「説明動画」ではなく、企業の印象をつくる採用CMとして考えることがポイントです。
- 例えば、
- 印象に残るキャッチコピー
- テンポのよい映像
- 社員の自然な表情
- 企業を象徴する仕事風景
- インパクトのある冒頭
- 覚えやすい企業名の見せ方
などを取り入れます。
15~30秒で仕事内容をすべて理解してもらう必要はありません。視聴後に、「この会社は何だろう?」「少し調べてみたい」と思ってもらえることも、採用ブランディングにおける重要な成果です。
TVer広告とSNS・採用サイトでは動画の役割を分ける
採用動画は、一つの動画ですべてを伝える必要はありません。媒体によって役割を分けることで、求職者の興味や検討段階に応じて適切な情報を届けられます。
TVer広告
<役割:認知・興味>
15~30秒程度の短い動画で、企業の存在や特徴を知ってもらいます。伝える内容を絞り、短時間で理解できることや印象に残ることを重視します。テレビCMにも流用しやすい場合が多いです。
SNS・YouTube
<役割:興味・理解>
企業に興味を持った人に対して、社員紹介や仕事風景、職場の雰囲気などをより詳しく伝えます。社員インタビューや1日の仕事の流れなど、TVer広告では伝えきれない情報を発信することができます。
採用サイト
<役割:理解・比較・応募>
仕事内容や募集要項、社員インタビュー、福利厚生、キャリアステップなど、応募を検討するために必要な情報を詳しく掲載します。TVer広告を見て興味を持った人が企業名を検索することも考えられるため、採用サイトや企業サイトの情報を充実させておくことも重要です。
関連記事:採用サイト運用におけるポイントとは?制作前から押さえたいポイントを解説
このように、
TVer広告「知ってもらう」
↓
SNS・YouTube「興味を深めてもらう」
↓
採用サイト「理解・比較してもらう」
↓
応募
という流れをつくることで、それぞれの媒体の特徴を生かした採用プロモーションにつながります。
TVer広告が向いている採用活動とは?
TVer広告は、特に企業認知や採用ブランディングに課題を感じている企業と相性のよい広告手法です。
- 例えば、
- 地域での企業認知度が低い
- 求人媒体だけでは応募が集まりにくい
- 若手人材との接点を増やしたい
- 新卒採用に向けて企業認知を広げたい
- BtoB企業で一般的な知名度が低い
- 製造業など仕事の魅力を映像で伝えたい
- 自社の企業イメージをつくりたい
…といったケースです。
一方で、短期間で直接的な応募数を増やすことだけが目的の場合、TVer広告だけですべてを完結させるのではなく、求人媒体や検索広告、SNS広告などと組み合わせることも検討する必要があります。
TVer広告は、「採用候補者に企業を知ってもらう広告」「企業の印象をつくる広告」として位置づけることで、媒体の特徴を生かしやすくなります。
採用×TVer広告に関するよくある質問
Q.TVer広告は採用目的でも使えますか?
TVer広告は、商品やサービスの認知だけでなく、企業認知や採用ブランディングにも活用できます。まだ企業の存在を知らない求職者に向けてだけでなく、現在積極的に求人を探していない潜在層にも企業を知ってもらう中長期的な施策として活用できます。
Q.TVerの採用広告では、どんな動画が向いていますか?
企業の魅力を15~30秒程度でシンプルに伝える動画が向いています。仕事内容や福利厚生などをすべて説明するのではなく、会社の特徴や働く魅力を絞り込み、短時間で理解できて印象に残る内容にすることがポイントです。
Q.採用サイト用の動画をそのままTVer広告に使えますか?
採用サイト用の動画は、社員インタビューや仕事内容紹介など情報量が多く、尺も長くなる傾向があります。
そのため、そのまま使用するのではなく、TVer広告向けに15~30秒程度へ再編集し、伝えたいメッセージを絞る方法が考えられます。採用サイトでは詳しい企業理解、TVer広告では企業認知というように、媒体ごとの役割を分けることが重要です。
Q.TVer広告だけで応募を増やせますか?
TVer広告は、直接的な応募獲得だけではなく、企業認知や採用ブランディングを目的として活用できる広告です。そのため、採用サイトや求人媒体、SNS、検索広告などと組み合わせながら、認知から応募までの導線を設計するとよいでしょう。
まとめ
TVer広告は、採用候補者へ企業の魅力を動画で届けられる広告手法です。 求人媒体では接触しにくい、まだ積極的に就職・転職活動をしていない層へ企業を知ってもらえることも特徴です。また、TVer広告で配信する採用動画は、SNSや採用サイトで使用する動画とは役割が異なります。15~30秒程度という短い時間の中で、 「何の会社なのか」「どんな魅力があるのか」「なぜ印象に残るのか」をシンプルに表現することが重要です。
TVer広告では企業認知をつくり、SNSやYouTubeでは社員や仕事内容への理解を深め、採用サイトで詳しい情報を確認してもらう。このように媒体ごとの役割を分けながら、「認知 → 興味 → 企業理解 → 応募」という採用導線を設計することで、TVer広告を採用ブランディングの一環として活用できます。
エムズコーポレーションでは、TVer広告の配信だけでなく、採用ターゲットの設定やTVer向けCMの企画・制作、SNSや採用サイトを含めた採用プロモーションについてもご相談いただけます。採用活動でTVer広告を活用したい企業様は、お気軽にお問い合わせください。




