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今さら聞けない「コンテンツマーケティング」の基本とメリット

デジタルメディアの普及に伴い、マーケティングのトレンドの1つになっているコンテンツマーケティング。有益なコンテンツを発信することで、顧客のファン化を図るマーケティング手法です。

当たり前のように見聞きするようになった言葉だからこそ、どんな手順で行うのか、どんなメリット・デメリットがあるのかなど、基本的なことの理解が曖昧かもしれません。この記事では、コンテンツマーケティングについて改めてご紹介します。

そもそも、コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、有益なコンテンツを発信することで、見込み客にアプローチし、購入につなげるマーケティング手法。顧客とのつながりが生まれるので、自社への“ファン”を増やすこともできます。

インターネットの普及により一般化したので、最近生まれた手法のように感じますが、実は1980年代のアメリカまで遡る方法論。アメリカの農機具メーカーが農家に向けて情報提供の冊子を作ったのが始まりとされています。

現在は、Webメディアを中心にオリジナルの記事を公開し、それを通じて集客し、購買意欲を高めることを「コンテンツマーケティング」と呼びます。本来は、冊子やメールでのコンテンツ提供も含まれますが、現在はインターネット上のコンテンツに絞って考えるほうが理解しやすいです。既存のメディアを使って発信することもありますが、自社オリジナルのWebメディア(オウンドメディア)を構築し、運用するケースも多く見られます。

1人1人が欲しい情報を「選択」して見るのが当たり前になったので、今はプッシュ型の広告が読まれなくなっています。ユーザー目線で有益なコンテンツを作成・発信することで、顧客の心を捕らえることができるのです。

コンテンツマーケティングの「型」

提供するコンテンツの内容によって、大きく4つの「型」に分類できます。下記はそれぞれ、アプローチする顧客層が異なります。どれか1つに特化するのではなく、対象にしたいターゲット層に合わせたコンテンツ選びが大切です。

コンテンツSEO型

検索キーワードをもとにコンテンツを作成し、検索エンジンからの集客を試みるための記事。キーワードをもとに検索している新規客にアプローチすることができます。逆に言うと、あまり検索行動をしない層(シニアなど)がターゲットの場合は、うまくマッチしない可能性もあります。

現在のアルゴリズムのもと、検索エンジンで上位表示されるには、「コンテンツの質」が重要です。単にキーワードを散りばめた文章を書けばいいのではなく、検索キーワードのニーズに応える有用なコンテンツを作成する必要があります。

また、集客だけにフォーカスしてしまいがちなので、購入につなげるためには、サイト誘導後の顧客アプローチも考えておきましょう。

エデュケーショナル型

自社製品の広告や売り込みではなく、顧客の疑問や悩みに対してコンテンツで回答する形式です。例えば、「掃除機は紙パック型とサイクロン型どちらを選べばいいのか」「梅雨の時期にオススメの衣類乾燥機の使い方」等、商品に関するコンテンツを紹介します。オウンドメディアではよく使われている方法です。

コンテンツSEOと考え方は似ていますが、必ずしも検索流入を目的にしなくても大丈夫です。

ネイティブ広告型

メディア内で記事と並んで表示される広告です。「PR」と明記されているので、目にしたことがある方も多いはず。自社メディアで展開するのとは異なり、掲載に費用がかかりますが、ターゲットの興味関心に近いメディアに露出できるので、潜在顧客へのアプローチに有効です。内容としては、掲載メディアのテイストに合った内容のほか、エデュケーショナル型の記事がよく使われます。

おもしろコンテンツ型

ユニークなコンテンツを作成することで、幅広い層へのアプローチを狙ったタイプです。インターネットで流行っているトレンドを取り入れるなど、フットワークの軽さも大切です。Youtuberのような…というと語弊があるかもしれませんが、魅力的なコンテンツを作ることができれば大きなファンも獲得できます。

コンテンツマーケティングのメリットとデメリット

現在のメディア文化に即した形で潜在層にアプローチできるという点で、大きな魅力のあるコンテンツマーケティング。これから取り組みたいと考えている方に向けて、改めてメリット・デメリットを整理してみました。

コンテンツマーケティングのメリット

・低コストで始められる
・良質なコンテンツが蓄積され、サイトやブランドの評価を高める
・問い合わせを減らせる
・顧客のファン化により、リピートが促進される

コンテンツマーケティングのデメリット

・効果を実感できるまでには時間がかかる
・有益なコンテンツ作成に労力がかかる
・更新が止まらないよう、運営体制を整える必要がある

戦略的にコンテンツマーケティングを展開し、見込み客を獲得しよう

コンテンツマーケティングは、「継続は力なり」という言葉が一番当てはまるマーケティング手法です。成功させるには、「とりあえず何か記事を書いてみよう」「ブログをスタートすればいいかな」というその場の勢いだけでは危険です。継続して有益なコンテンツを発信することで、多くのファンを獲得することができるからです。

コンテンツマーケティングの基本を理解した上で、しっかり顧客層を分析し、彼らに届くようなコンテンツを戦略的に考えましょう。

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