認知拡大に有効なTVer広告とは?出稿の流れ・TVer広告の種類・注意すべきポイントを解説!
TVer広告は、民放公式テレビ配信サービスの「TVer」で展開される動画広告です。見逃し配信を視聴する多くのユーザーへリーチでき、テレビCMと比べて柔軟にターゲティングできる点が魅力です。この記事では、TVer広告の仕組みやメリット、広告の種類、料金形式について詳しく解説します。
目次
TVer広告の概要
TVer広告を活用する前に、プラットフォームであるTVerの特徴と、そこで展開される広告の基本的な仕組みを理解する必要があります。ここでは、TVerの概要と、TVer広告が持つ独自の特性について解説します。
TVerとは
TVerは、日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビといった主要な民放テレビ局が共同で提供する無料動画配信サービスです。見逃し配信や過去の番組アーカイブだけでなく、リアルタイム配信やライブ配信なども展開しており、近年特に注目を集めています。
視聴者は放送時間に縛られず、自分の好きなタイミングで見たい番組を視聴できる点が大きな魅力です。認知率は73.3%(※)と高く、若年層から高齢層まで幅広い世代に利用されています。※2024年11月時点
TVer広告とは
TVer広告は、TVerで番組本編が開始される直前や、番組の途中に挿入される動画形式の広告です。地上波放送のCM枠と同様のタイミングで流れるため、視聴者にとって違和感の少ない広告体験を提供します。
目的に応じて選択可能な複数の配信フォーマットが用意されており、企業が狙うターゲット層やキャンペーンの内容に合わせた柔軟な運用が可能です。配信手法を使い分けることで、効率的な認知拡大が図れます。
TVer広告のメリット
TVer広告には、従来のテレビCMにはない多くの利点があります。デジタル配信ならではのデータ活用、視聴環境の特性など、さまざまな角度から広告効果を高められる要素が揃っています。
精度の高いターゲティングができる
TVer広告では、ユーザーの登録データや視聴履歴から得られた情報をもとに、ターゲットを細かく絞り込んで配信できます。年齢・性別・居住地域といった基本属性に加え、興味関心や視聴傾向といった行動データも活用可能です。
従来のテレビCMでは実現が難しかった精緻なターゲティングにより、広告費の無駄を削減した効率的なリーチが実現します。また、ターゲットを細かく分析したうえでブランディング戦略を展開できるため、マーケティング施策の幅も広がります。
広告がスキップされない
TVer広告は、YouTubeなど他の動画プラットフォームとは異なり、広告をスキップできない仕組みになっています。視聴者が番組を見るためには、配信される広告を最後まで視聴する必要があるため、広告メッセージを確実に届けられる点が大きな強みです。
視聴者は自分のタイミングで見たい番組を選んで視聴していることから、能動的な視聴姿勢を持っています。そのため、広告の視聴完了率は平均96%以上(※)あり、ブランド認知や商品理解を深める効果が期待できます。※TVer社公開データ
コンテンツの信頼性が高い
TVerは民放テレビ局が公式に配信している媒体であり、地上波放送と同等の厳格な基準で審査された番組が配信されています。そのため、コンテンツの品質と信頼性が担保されており、広告主にとって安心できる配信環境です。
YouTubeやSNSといった他の媒体では、低品質なコンテンツや不適切な動画に広告が配信されてしまうブランドセーフティのリスクが存在します。一方でTVerでは、そうした懸念がなく、ブランドイメージを守りながらの広告展開が可能です。
潜在層にもアプローチできる
TVer広告は、自社の商品やサービスをまだ知らない潜在層にまで広告メッセージを届けやすい点が特徴です。スマートフォンでの視聴が主流となっており、テレビ離れが進む若年層を中心に、従来のテレビCMではリーチしにくかった層にも効果的にアプローチできます。
また、ネットに接続できるコネクテッドテレビの普及と、リモコンにTVerボタンが導入されたことにより、テレビ画面で視聴しているユーザーがPCの次に多くなっています。このような「テレビはつけているけど地上波番組は見ていない」というパターンも増加傾向です。
潜在層に自社の商品・サービスを知ってもらう機会を創出することで、より幅広い層への認知拡大やブランディングにつながります。
TVer広告の種類
TVer広告には複数のフォーマットが用意されており、それぞれ配信タイミングや特性が異なります。ここでは、インストリーム動画広告とコンパニオン広告という2つの主要な広告形式について、その仕組みと効果的な活用方法を解説します。
インストリーム動画広告
インストリーム動画広告は、通常のテレビ番組と同様に、番組の前後や途中に挿入される動画広告です。番組再生前に表示されるものを「プレロール」、番組途中に挿入されるものを「ミッドロール」、番組終了後に表示されるものを「ポストロール」と呼びます。
特に番組前と途中のプレロール・ミッドロールはスキップできない仕様となっており、視聴完了率が極めて高くなっています。また、ミッドロールは配信側が手動でタイミングを調整できるため、ユーザーが不快に感じることのない自然なタイミングでの広告挿入が可能です。
コンパニオン広告
コンパニオン広告は、動画コンテンツの横や下部に表示されるバナー形式の広告のことです。動画広告とは異なり静止画で展開されますが、視聴者の視界に継続的に留まるため、ブランドの印象を強化する効果があります。
「詳しくはこちら」「公式サイトへ」などの適切なテキストや誘導ボタンを配置することで、ユーザーのクリックを促し、Webサイトに誘導できます。また、コンパニオン広告は、インストリーム動画広告と組み合わせて配信することも可能です。動画での訴求とバナーでの誘導という相乗効果を生み出せます。注意点として、コンパニオン広告は通常のTVer広告(上記インストリーム動画広告)のオプション機能です。追加課金の発生やコンパニオン広告単独での出稿はありません。TVer広告を配信した際の、成果を後押しする広告枠なので、設置するのがおすすめです。
TVer広告の課金形式
TVer広告の料金は取り扱う広告代理店によって異なるため、最低出稿金額や詳細な費用については各代理店への問い合わせが必要です。ここでは、代表的な2つの課金形式について解説します。広告のターゲットや目的に合わせて適切な形式を選ぶことが、費用対効果の向上につながります。
CPM課金
CPM(Cost Per Mille)課金は、広告が1,000回表示されるごとに課金される仕組みです。インプレッション型課金とも呼ばれます。 オークション形式ではありますが、GoogleやYahoo広告のような単価の変動は少なく、最もリーズナブルな課金形式です。ただし、表示回数による課金形式のため、広告が最後まで視聴されなくても料金が発生することを理解しておく必要があります。
多くのユーザーへリーチし、商品やサービスの認知を拡大したい場合に適した課金形式です。ブランディング目的やキャンペーンの告知など、幅広い層への露出を重視する施策で効果を発揮します。
CPCV課金
CPCV(Cost Per Completed View)は、広告を最後まで視聴されたら課金される仕組みです。完全視聴課金とも呼ばれます。実際にユーザーが広告を最後まで視聴した場合にのみ費用が発生し、途中で離脱された場合は課金されません。そのため、無駄な広告費を抑えられる点が大きなメリットです。
費用対効果を重視する企業や、商品・サービスの詳細な内容をしっかり伝えて理解を深めたい場合に適した課金形式といえます。コンバージョンを目的とした施策においても、高い効率性が期待できます。ただ、完全視聴が保証される分、CPM課金より配信単価が高くなることと、予算がある程度必要なセルフマネージドでのみ利用できる課金形式です。ご希望の方は代理店へご相談下さい。
TVer広告を運用する際の注意点
TVer広告を効果的に活用するには、配信設定や運用方針において押さえるべきいくつかの注意点があります。ここでは、Tver広告の運用におけるそれぞれの注意点について解説します。
効果的なターゲティングをする
TVer広告は精度の高いターゲティングが可能ですが、条件を細かく絞り込みすぎないようにする必要があります。過度な絞り込みを行うと、リーチできるユーザー数が大幅に減少し、期待した広告効果が得られず費用対効果が低下してしまいます。
特に配信初期の段階では、幅広い層に広告を見てもらうことを重視し、ターゲットを必要以上に絞り込まないようにしましょう。配信データを蓄積しながら徐々に最適化していくアプローチが必要です。
高品質な動画広告が求められる
TVerはテレビとほぼ同じ視聴環境で利用されるため、テレビCMと変わらないクオリティのクリエイティブが求められます。低品質な動画広告は視聴者に違和感を与え、ブランドイメージの低下につながるリスクもあります。
スマホ視聴を意識した動画作り
スマートフォンでの視聴も多いため、小さな画面でも情報が伝わりやすい構成が必要です。広告面の一部に静止画バナーを取り入れ必要な情報は常に表示する企業が増えています。 商品パッケージやSALE情報を常に見せることで、記憶の定着に繋がります。
また、視覚的な訴求だけでなくサウンドや音楽も効果的に活用し、視聴者の興味を最初の数秒で捉える動画制作が求められます。
広告審査が厳しい
TVer広告の素材審査は、地上波テレビCMと同程度の厳格な基準が適用されています。誇大広告や薬機法に抵触する表現、景品表示法違反などを十分に確認しておきましょう。
コンプライアンス違反や不適切な表現が含まれている場合、審査に通らず差し戻されて修正対応を求められます。配信スケジュールに影響が出る可能性もあるため、審査基準を事前に確認し、適切な表現やエビデンスを用意したうえで申請を進めることが重要です。
TVer広告の出稿フロー
TVer広告を実際に出稿する際の一般的な流れは以下のとおりです。
TVer広告の出稿フロー
1.TVer広告の代理店に問い合わせ
2.相談・打合せ
3.見積もり・企画
4.業態・広告素材審査
5.広告配信
まず、TVer広告の取り扱いのある広告代理店に問い合わせを行います。正規代理店であればTVer広告を直接運用出来る為、フットワークやコストを抑えるためにもおすすめです。次に、広告の目的や予算について相談・打合せを実施し、見積もりと具体的な企画を作成します。その後、広告素材の審査を受け、承認されれば広告配信を開始する流れが一般的です。
審査には時間がかかるケースや、差し戻しによる修正対応が必要になる場合もあるため、余裕を持ったスケジュールを組んでおく必要があります。一般的に、広告配信までには最低でも1か月程度の期間を見込んでおくと安心です。
ただ、既に完成された広告素材があり、審査がスムーズに通った場合に限り最短10営業での配信開始も弊社では対応しています。お急ぎで広告を開始する必要がある企業様もご相談下さい。
TVer広告の出稿方法
TVer広告を出稿したい場合、TVer社に直接問い合わせても代理店を通した出稿を求められることが多いです。TVer広告を扱っている広告代理店へのご相談がおすすめです。
審査基準を熟知した代理店のサポートを受けることで、厳しい審査もスムーズに通過できるようになります。代理店は予算管理やスケジュール調整、クリエイティブ制作のアドバイスなども提供してくれるため、安心して広告展開を任せられます。
まとめ
TVer広告は、地上波放送の信頼性とデジタル広告のターゲティング精度を高い次元で両立させた効果的な広告手法です。各広告の種類や課金形式を正しく理解し、適切な出稿フローを辿ることで、潜在層への効果的なアプローチが実現します。
初めて出稿する場合は広告代理店のサポートを活用し、高品質なクリエイティブと適切なターゲティング設定で、効果的な広告運用を実現しましょう。エムズコミュニケーションでは、TVer広告の制作から配信までをサポートしています。豊富な実績と長年のノウハウにより、お客様に合ったTVer広告のプランニングが可能です。



