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ソーシャルメディアによって引き出される、マスメディアの新たな魅力

テレビやラジオ、新聞、雑誌などの広告媒体を指す“マスメディア”は、現在では欠かすことができない広告手段のひとつとなっています。そんなマスメディアを利用した広告の影響力を高めるためには、マスメディアが持つ多くの魅力を存分に発揮させることが大切です。そのカギとなるのは、近年さまざまな分野から注目されている“ソーシャルメディア”。これをマスメディアとうまく組み合わせることで、マスメディアの新たな魅力が引き出されます。

そこで以下では、マスメディアのなかでも“テレビメディア”に焦点を置き、その特徴やソーシャルメディアとの関係性などについてご紹介します。

ソーシャルメディアとは

“ソーシャルメディア”とは、情報発信の源であるユーザーが積極的に参加することができるメディアを指します。主なサービス形態には、ブログや電子掲示板、動画共有サービス、SNSなどが挙げられます。ユーザー同士の情報共有によって成り立っているソーシャルメディアは、従来のメディアよりも情報の行き渡るスピードが速く、情報そのものの影響力も大きいということがわかっています。 こうしたメリットは現在、幅広い分野から注目されており、広告はもちろんのことマーケティングを行ううえでも頻繁に活用されています。

ソーシャルメディアとマスメディアの関係性

ソーシャルメディアとマスメディア。これら2つは相性が抜群によいことがわかっています。これにはソーシャルメディアのサービス形態のひとつ”SNS”が大きく関係しています。

・互いに時間軸上で行われている
テレビメディアとSNSは、“時間軸上でやり取りを行う”という点で共通しています。 テレビメディアは、リアルタイムの時間軸に沿ってテレビ視聴が行われています(録画は含みません)。一方SNSも、TwitterのタイムラインやFacebookのフォール上で交わされるコミュニケーションが時間軸に従って行われています。 こうした共通点を持っていることから、これら2つをうまく組み合わせることで互いがよく馴染み、より効果的な広告効果を発揮することができるのです。

・テレビメディアの魅力をソーシャルメディアが引き出す
ソーシャルメディアはテレビメディアが持つ魅力を存分に引き出し、かつ引き立ててくれます。 このメリットはテレビメディアの“共感を形成し、それを拡散する”という特徴に、ソーシャルメディアの”増幅”という特徴が合わさることで生まれます。

今までのテレビメディアでは、テレビ視聴を終えた人が家族や友人との会話を通して共感を確認し、それが口コミとなることで話題の拡散が可能になっていました。しかし、現在はソーシャルメディア(SNS)の登場により、“視聴後”ではなく“視聴中”に「どれだけの人が同じ番組を観ているのか」、「自分と同じような気持ちになっているのか」などを確認できるようになったのです。

ただ視聴するだけではない、SNSを取り入れた新しいテレビの楽しみ方が登場したことで、テレビメディアの広告効果は以前よりも高くなっています。

・TV番組作りへの影響
ソーシャルメディアの登場は、マスメディアがターゲットとしている“ユーザー”だけでなく、“番組の作り手”にもよい影響やインパクトを与えるとされています。

以前まで視聴者の反応は、“放送回別の視聴率の高低差”や“視聴者から寄せられるお便り”で判断されていました。しかしソーシャルメディアを導入することで、いつどのタイミングでも視聴者の声を確認することができるようになりました。これにより、視聴者の反応をすぐに番組制作へ活かすことができるなど、作り手にとって嬉しい効果を得ることが可能となっています。これは、自社商品の広告を行う提供番組に相応しいかどうかを判断する材料にもなるため、作り手だけでなく企業のマーケターにも嬉しい効果であるといえます。

共鳴し合うことで生まれる新たな魅力

マスメディアの醍醐味である“広範囲への情報発信”。これは、ソーシャルメディアの登場によってマスメディアだけの特権ではなくなりました。なお、このような状況だとマスメディアかソーシャルメディアのどちらか一方を選択すべきだと思われがちです。しかし、実際はそのようなことはなく、互いに共鳴させ合うことで新たな魅力や方向性が生まれることもあります。 例えば、さまざまな分野で取り入れられている手法として、“マスメディアで認知度を向上させ、ソーシャルメディアでその話題を長期的に引っ張る”というものがあります。最近はこの手法にプラスして、ユーザーをソーシャルメディアからマスメディアへ、マスメディアからソーシャルメディアへと誘導する流れも取り入れられています。

このように、マスメディアを単体として考えるのではなく、ソーシャルメディアとの共鳴を通じてストーリーを設計し、“どこにマスメディアを取り入れるか”を重視することが大切です。

ソーシャルメディアは、マスメディアにとって必要不可欠な存在

マスメディアとソーシャルメディアを組み合わせることで、マスメディアそのものが持つ魅力を存分に引き出すことができます。これにより、広告効果の向上が期待できます。これはテレビメディアだけでなく、ラジオや新聞、雑誌も同様です。そのため、広告手段としてマスメディアを利用する際は“ソーシャルメディアとの融合・共鳴”を欠かさないよう心がけることが大切だといえます。そうすれば、マスメディアによる広告効果の向上も期待することができるといえます。

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