広告コラム

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空港広告とは?種類・メリット、活用事例なども併せて解説

空港を利用したとき、広告を目にしたことがある人もいるでしょう。空港広告にはどのような効果が期待できるのでしょうか。今回は空港に広告を掲載する効果や空港広告の種類、空港広告を効果的に活用した事例について紹介します。

空港広告とは?

空港広告とは、空港内に掲載できる広告です。空港メディアと呼ばれることもあります。
空港広告は、ほかの場所の広告に比べて、グローバルを意識した広告を掲載しやすい点が特徴です。また、平日は仕事で利用する人が多いため、ビジネス向けの広告にも向いています。空港広告にはさまざまな種類があり、電照看板広告やデジタルサイネージなどがあげられます。

空港利用者(成田空港)の状況

旅客便全体の動向としては、2023年の利用者は267万人で、2022年より311%増えています。この数値は2019年のコロナ前の7割程度で、徐々に利用者が戻ってきているといえるでしょう。

国際線も、旅客数198万人で前年比590%と回復傾向です。特にインバウンドの集客が戻ってきており、アジアを中心とした訪日客が増えています。今後も空港利用の需要が増えるといわれていて、空港広告の効果や価値も高まってくると考えられます。

空港広告の種類4種類

空港は、多くの人が利用するため多くの種類の広告を出せます。また、空港は壁や空間の面積が広く、掲載できるスペースも多く存在します。ここからは、空港広告を4つの種類に分けて紹介します。どのような種類の広告があるかを把握しておきましょう。

機内誌やパンフレット

飛行機内に設置される機内誌に広告を掲載できます。航空会社によっては電子版の機内誌も制作されていて、多くの人の目に触れる機会があります。また、各空港のパンフレットにも広告が掲載可能です。パンフレット広告のメリットは、英語や中国語などさまざまな言語で、海外の顧客へアピールできる点です。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、ディスプレイをはじめとした電子的な表示機器に文字や画像、情報を表示する媒体です。
空港にあるデジタルサイネージに広告を掲載すると、通りかかる多くの人の目に留まるでしょう。現在、多くの空港で、LEDビジョンタイプのデジタルサイネージが店舗や出発ロビー、各ターミナルなどに設置されています。デジタルサイネージに掲載する広告は、企業のCMや空港で開催するイベントの案内などが適しています。搭乗時間を待つ人や、空港内を移動している人をターゲットに広告の発信が可能です。

大型・電照看板

大型で電気で照らされた看板にも広告が掲載できます。
電照看板広告は、空港利用者の目を惹きやすい位置に設置する大型のものが主流です。通常の看板に広告を掲載するよりも注目が集まりやすい特徴があります。ただし、大型の電飾看板をつかうときは、電気代もかかる点に気をつけましょう。

ステッカー・その他

その他、空港ではさまざまな場所に広告を掲載できます。代表的なものとして以下が挙げられます。

〇スポット広告
〇ボーディングブリッジ広告
〇カートの広告
〇フロアガイド広告

広告の種類や設置場所によって日ごと、月ごと、年ごとなど契約できる期間が変わります。また、空港広告では大きく豪華にPRもできますが、費用を少額に抑えつつさりげなくPRも可能です。広告の意図や予算に合った媒体を選びましょう。

空港広告を導入するメリット

空港広告は、空港に設置する点から見たメリットが多くあります。導入するときはメリットを理解して、メリットを最大限利用できるような広告を準備しましょう。ここからは空港広告のメリットを5つ紹介します。

広告の種類が多岐にわたる

空港は多くの人が利用するほか、施設の面積が広いため、広告を出せる種類が多岐にわたります。
たとえば、空港広告には動画媒体と紙媒体が存在し、予算や広告の意図に合わせて選べます。また、デジタルディスプレイで大々的に広告したい場合にも対応可能です。そのほか、ポスターやパンフレットで少しずつ広告する、グローバルに展開するなど、さまざまな状況に応じて広告を発信できるでしょう。

訴求力の高い広告を配信できる

空港広告は場所が広いため、大型のポスターやデジタルディスプレイなどに代表されるようなスケールの大きな広告を設置できます。ユーザーが一度見ただけで印象に残るような広告を配信でき、高い広告効果を期待できるでしょう。面積が広くダイナミックな広告を作れば、通りかかっただけの人にも強い印象を残せます。

遠方から来た大勢の人が利用する

空港は近くに住む人だけではなく、海外や、国内の遠方から来た人も利用します。
そのため、地元だけにとどまらない幅広い展開を始めたいときの広告場所として適しています。多くの人に利用されるものの認知度向上にもつなげられ、大幅な売上向上を狙えるでしょう。また、通常では広告が届かない地域の人にも広告に触れてもらえる点もメリットです。

経営層や富裕層への訴求を効率的に行える

飛行機を普段から利用する人は、国内外を飛び回るビジネスパーソン高所得者などに多い傾向があります。
そのため、ビジネスパーソンや富裕層向けの商品やサービスを広告すると、高い効果が得られるでしょう。特に平日はビジネスで利用する人が多く、ビジネスパーソン向け商品の広告の場として最適です。一般旅行客だけではなく、頻繁に利用するユーザーへの訴求力も考えて広告を制作すれば、より効果を発揮します。

空港広告と駅広告の違い

空港を利用する人は、駅を利用する人よりも滞在時間が長い傾向があります。
空港は余裕を持って移動する人が多く、広告に意識が向きやすいといえるでしょう。空港内を散策したりロビーで休憩したりするうちに、自然と広告が目に入ります。また、空港に到着してから飛行機が出発するまでの導線がほとんどの利用者で同じであり、効率的な訴求も可能です。

空港広告の面白い事例

ここからは、空港広告を利用して成功した企業やサービスについて紹介します。利用者にインパクトを残すものや意図が伝わりやすいものなど、どのような広告が効果的なのかを知り、参考にしてみましょう。

BudgetAir.nl・ユニフォームを利用したPR

オランダの航空会社であるBudgetAir.nlでは、格安航空券の会社としての認識を狙いゲリラプロモーションを行いました。このプロモーションでは、旅行客を装った空港職員にメッセージの入った紫色のユニフォームを着用させました。ユニフォームを普段の色とは異なる色使いにして目立たせたため、一般の旅行客にとって印象に残る広告となったようです。

JAL・機内を体験できる360度動画

JALは2016年に、「新・間隔エコノミー」の顧客を増やす目的で、畿内を体験できる「360度動画」を公開しました。新・間隔エコノミーは利用した人からは好評の声が多い一方、体験しないとどこがよいのかが分からない点が課題でした。360度動画により、新・間隔エコノミーの利点である足元のスペースの広さと快適さをアピールしています。

伊藤園・サンプル配布

緑茶やほうじ茶などの飲料の販売で知られる伊藤園は、空港で新商品のサンプル配布を行っています。配布される商品はメーカーにとって期待の新作であり、商品の訴求に高い効果を発揮します。加えて国内線でのCM放映も行っています。そのほか、機内誌に多言語での広告を掲載したり、空港内ギフトショップの紙袋に広告を掲載したりと、幅広い場で広告を行い認知度を高めています。

Douwer Egberts・あくび顔を認識するコーヒーマシーン

南アフリカのコーヒー会社であるDouwer Egbertsは、あくび顔を認識するコーヒーマシーンを空港に設置しています。マシーンにはコインの投入口がなく、利用者が目の前であくびをすると反応してコーヒーが注がれます。この仕掛けはマシーンに搭載されている顔認証機能を使ったものです。長時間のフライトや長旅で疲れている人にコーヒーを飲んでもらう目的があり、面白さで顧客に印象を残しつつ商品サンプルを配布する役割があります。

まとめ

空港広告にはさまざまな種類があり、駅広告に比べて顧客が長時間滞在するため訴求力が高いことが特徴です。ここ数年はコロナ禍で減少していた空港の利用者が戻ってきていて、空港広告は高い効果を発揮しつつあります。空港広告のメリットや特徴を知って、ぜひ宣伝手段の一環に取り入れてみてください。

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