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テレビCM制作ガイド!効果や種類・制作の流れを徹底解説とは?

テレビCMは企業のブランディングや売上向上に大きく貢献するマーケティング手法として、多くの企業が活用しています。本記事では、テレビCM制作の基礎知識から具体的な流れ、費用相場まで、初めて制作を検討する担当者の方にもわかりやすく解説します。

 

テレビCMの効果とは?

テレビCMは幅広い視聴者へ同時にアプローチできる強力な広告媒体です。認知度向上やブランドイメージの確立、購買行動の促進など、多岐にわたる効果が期待できます。

ブランドイメージの向上

テレビCMを通して、企業やサービス・商品のブランドイメージを広く訴求できます。また、テレビCMは比較的審査が厳しく、価格も高いという世間的なイメージがあるため、「テレビCMを放送している会社=安心できる会社」という印象を与え、ブランドイメージの向上が期待できます。

ブランドイメージの向上による影響
・株主へ好印象を与えられる
・人材採用が加速する
・社員のモチベーションが向上する など

認知拡大

テレビは、不特定多数のユーザーに対して情報を伝えるメディアです。一定数のターゲットに一斉に伝えられるため、情報の伝達量・速度は広告の中でも随一となっています。

インターネットなどのターゲティングされた広告は、「能動的に情報収集する層」にしか届きませんが、テレビCMは受動的な層にもアプローチできる強みがあります。一緒にテレビを見ている家族も含め、老若男女問わず潜在層へのリーチが可能です。

売上アップ

テレビCMは幅広い層の興味関心を集めやすいことから、直接的な購買行動につながりやすい広告媒体です。CMを見た人の記憶に残ることができれば、商品やサービスを検討する際に候補として思い出してもらえるため、購買の促進による売上向上が期待できます。

また、WEB広告をメインに集客していた企業は、見込み客を優先して獲得し効率的に運用していくと、いつか成果は頭打ちになります。さらに売上・集客を上げるためには、見込み客の母数自体を増やす必要があります。広告戦略の次のステップとしてテレビCMは効果的なメディアです。

 

テレビCM制作の種類

テレビCMには、実写やアニメーションなど、目的や予算に応じたさまざまな制作手法があります。また、それぞれの種類によって表現の幅や制作コスト、視聴者への訴求効果も大きく異なります。ここでは、代表的なCM制作の種類とその特徴を詳しく解説します。

実写映像CM

実写映像CMは、実際の人や風景を撮影して制作する手法です。一番ノーマルなCMです。

視聴者が見慣れた景色やターゲット層に近い年齢や属性の人物が出演することで、商品やサービスの魅力がリアルに伝わります。注目度を上げたい場合は有名な俳優やタレントを起用したり、社長や社員が自ら出演することもあります。特に信頼性や安心感を重視する商材に適した制作方法です。

実写CMが向いている例
・日用品
・自動車
・企業PR
・健康関連商品 など
実写ならではの臨場感と説得力が、視聴者の心を動かす大きな要素となっています。

アニメーションCM

アニメーションCMは、その名の通りアニメーション表現を用いて制作する手法です。実写では表現が難しい抽象的な概念や空想的な世界観を映像化できる点が最大の強みです。

例えば、商品の機能を擬人化したキャラクターで説明したり、非現実的なシーンを自由に描いたりと、表現の自由度が極めて高くなります。テイスト次第でポップなものから堅い雰囲気のアニメーションまで、企業や商品のイメージに合わせて柔軟に世界観を作り上げていきます。さらに採用向けでは、自社の社員の代わりに架空のキャラクターを動かすことで、長期的に使用しやすく顔出しの不安がなくなる制作も人気です。

アニメーションCMが向いている例
・ゲームやアプリなどのエンタメ系商品
・採用ブランディング
・わかりやすく伝えたい複雑なサービス
・形がないサービス など

親しみやすいビジュアルで記憶に残りやすく、特に若年層やファミリー層へのアプローチに効果を発揮します。

実写×アニメーションの融合CM

実写×アニメ融合型CMは、実写映像とアニメーションを組み合わせた制作手法です。両者の長所を活かし、現実感と空想・ファンタジーを融合させた視覚的にインパクトのある映像を作り出せます。

例えば、実写の俳優とアニメキャラクターが共演したり、現実の風景にCGエフェクトを加えたりと、独創的な世界観の構築が可能です。

実写×アニメ融合型CMが向いている例
・話題性を狙った商品キャンペーン
・親しみやすさと信頼性を両立させたいサービス
・自社キャラクターを活用したい など

斬新な映像表現は視聴者の記憶に強く残り、SNSでの拡散も期待できます。従来のCM表現では埋もれやすい市場において、差別化を図りたい場合に有効な手法です。

 

テレビCM制作の流れ【7STEP】

テレビCM制作では、企画立案から放映までに7つの工程があります。ここでは、各ステップの具体的な内容と重要なポイントを詳しく解説します。

【STEP1】打ち合わせ・企画

打合せ・企画は、ブリーフィングやオリエンテーションとも呼ばれる制作の初期段階です。通常、広告主と広告代理店、CM制作会社の三者で実施され、どのようなCMにするか方向性やターゲット層を明確に定めていきます。

この段階はCM制作の基礎を築く工程となり、関係者間で認識のズレを生じさせないための極めて重要なステップです。商品の強みや訴求ポイント、競合との差別化要素などを共有し、ある程度の方向性が固まったら具体的な企画案へと落とし込みます。ここでの綿密なコミュニケーションが、その後の制作をスムーズに進めるポイントです。

【STEP2】絵コンテ制作

絵コンテ制作では、打合せで決定した企画を基に制作会社が具体的なビジュアルを作成します。絵コンテとは、映像の流れをイラストや絵、文字で表現した設計図のようなものです。各カットの構図やカメラアングルに加え、セリフや効果音、背景となる風景なども細かく記載するため、関係者全員が共通認識を持ち、完成後のイメージを明確に把握できます。

この段階で広告主のイメージとズレがある場合は修正を行い、撮影前に方向性を固めておきます。後の工程での大幅な変更を防ぐ、大切な確認プロセスです。

【STEP3】キャスティング

絵コンテが完成したら、CM に登場する人物のキャスティングを行います。CMのターゲット層に適した出演者を選ぶことが、訴求効果を高める重要な鍵です。

ターゲットに合わせたキャスティングの例

ターゲット キャスティングの例
若年層 旬の俳優、インフルエンサー など
ファミリー層 親しみやすいタレント、子役・キッズモデル など

有名タレントや俳優を起用する場合はギャラが高額になるため、予算との調整も同時に行う必要があります。比較的安価なモデルや実際の社員をキャスティングする選択肢もあり、費用を抑えつつリアルな共感を得られる効果が期待できます。

 

【STEP4】撮影・制作

撮影・制作はCM制作のメインとなる重要な作業です。撮影場所の選定やロケハン、屋外撮影の場合は使用許可申請、出演者のスケジュール調整などの準備が整えば、いよいよ本番撮影です。実写やアニメーションなど前述したCMの種類によって、必要な日数も大きく変動します

撮影形態は主に屋外撮影、ロケーションセット撮影、スタジオ撮影などに分かれ、それぞれ演出の幅や費用も異なります。特に屋外撮影では天候に左右されやすいため、予備日を設けるなどスケジュールに余裕を持たせておくと安心です。

【STEP5】編集

編集は、撮影した映像をCM用に仕上げていく作業です。さまざまな細かい作業を丁寧に積み重ね、視聴者にストレスなく伝わる映像へと編集します。

編集作業の例
・尺の調整
・効果音やBGMの挿入
・映像の明るさやコントラストの調整
・カット割りの最適化
・色味の統一
・テロップの配置
・トランジションの設定 など

この工程には一般的に2週間ほどを要し、広告主の確認と修正を繰り返しながら完成度を高めていきます。編集のクオリティがCMの印象を大きく左右するため、妥協せず丁寧に進めることが求められます。最終段階でナレーションやBGMを入れるMAという段階では、広告主も収録に立ち会い最終OKを出します。このMAを終えると、原則修正は出来なくなり、追加費用が発生するので重要な立ち合いです。

【STEP6】考査

CM映像が完成したら、放送局による考査を受ける必要があります。考査とは、放送倫理や法令、コンプライアンス、民放連の放送基準に違反する内容がないかどうかを審査する工程です。

CM考査で確認される項目の例
・表現方法
・商品の効能表示
・競合他社への配慮 など

考査は各テレビ局で個別に実施されます。複数の局でCM放映を予定している場合は、それぞれの審査期間を見込んでスケジュールに余裕を持たせておきましょう。指摘事項があれば修正対応を行い、承認を得られれば放送開始となります。

【STEP7】納品・放映

考査が終わり、すべてのチェックが完了したら広告主や放送に向けてテレビ局へCM素材を納品します。その後、決定した放送時期・放送枠に向けて、いよいよ実際の放映がスタートします。ここまでのすべての工程を終えるまでには、最低でも3か月はかかると考えておきましょう。打合せやキャスティング、企画段階で時間を要した場合は半年ほどかかるケースもあります。

放映開始日から逆算してスケジュールを組み、各工程の遅延が全体に影響しないよう綿密な進行管理が求められます。予算管理と進行管理を並行して計画的に進めることが、成功への鍵です。

テレビCMを効果的に制作するポイント

テレビCMの効果を最大化するには、明確なターゲット設定、わかりやすいメッセージ、記憶に残る演出といった複数の要素を押さえる必要があります。限られた放送時間の中で視聴者の心を掴むには、戦略的な制作が欠かせません。

ターゲットを絞る

テレビは年齢層や性別もさまざまな人が見るため、「老若男女みんなに刺さるような内容にしたい」と思われるかもしれません。

しかし、ターゲットが広すぎると伝えたいメッセージもあいまいになり、他のCMより印象が薄くなってしまいます。「このCMは子育て中のママに見て欲しい」など、ターゲットを詳細に設定したうえで内容を決めていくことで、見る人の印象に残りやすくなります。

伝えたいことを絞る

テレビCMの長さには制限があるため、あれもこれも伝えようとすると「何を伝えたいのかが分からない」となる可能性があります。情報を詰めこまずに伝えたいメッセージを絞る方が、CMの内容が印象に残りやすくなり、結果として購買行動を喚起できます。

放映するCM枠を検討する

テレビCMにはさまざまな放送枠があります。テレビ番組や視聴時間帯によって、ターゲットに届きやすいCM枠が違ってきます。自社のターゲット層がよく見ている番組や時間帯の枠に放送できるように、CM枠は慎重に検討しましょう。

効果測定をする

テレビCMの放送後は、視聴率をはじめSNSでの反響、問い合わせ件数、購買行動の変化など、多角的な効果測定を行うことが重要です。

効果測定の項目例
・視聴率データからどの時間帯で多く見られたか
・SNSでの言及数や好意的な反応の割合
・Webサイトへのアクセス数や資料請求数
・実際の売上変動 など

さまざまなデータを追跡することで、CMが与えた影響を具体的な数値として可視化できます。これらのデータを丁寧に分析すれば、次回制作時の改善策が明確になるでしょう。効果測定と改善を繰り返すサイクルの確立が、継続的にCMの成果を高めるポイントです。

テレビCM制作の費用相場

テレビCM制作の費用は、どのような種類のCMを作るか、複数パターン作るか、キャスティングは誰にするかなどで大きく変動します。

テレビCM制作にかかる主な費用の内訳
・企画・プランニング費用
・キャスティング・出演料
・撮影・制作費用

上記の他にCMの放送料も別途発生します。
依頼する広告代理店によっても費用に幅が生じるため、問い合わせや見積もりの段階で過去の実績やコミュニケーションの取りやすさ、提案内容の質などを確認しながら比較検討することがおすすめです。複数社から見積もりを取り、費用対効果を見極めて依頼先を選定していきましょう。

まとめ

テレビCM制作は、CMの種類選びから緻密な7つの工程を経て、ようやく放映へと至る一大プロジェクトです。

投資対効果を最大化させるためには、実写やアニメーションといった表現手法の選択に加え、ターゲットに響くキャスティングや戦略的な放映枠の確保が重要です。費用は制作内容や出演者、放送枠によって大きく変動するため、代理店に問い合わせて見積もりを取り、実績やコミュニケーション面も含めて総合的に判断していきましょう。

エムズコミュニケーションでは、テレビCMの制作から放送までをすべて対応しています。30年以上の実績とノウハウでお客様をしっかりとサポートいたします。ぜひお気軽にご相談下さい。

この記事の執筆者

エムズコーポレーション編集部
エムズコーポレーション編集部

総合広告代理店エムズコーポレーションが執筆するお役立ちコラムです。広告やWEB制作、採用支援など、創業30年以上の経験から得たノウハウを生かし、分かりやすく情報を発信しています。広告初心者の企業様、集客・事業に悩んでいる企業様へ、戦略のヒントになるような記事をめざしています。

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