広告コラム

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魅力の伝わる「屋外広告」を作るコツ

自社やサービスのアピール方法を考える上で、「屋外広告」を検討されている方もいると思います。街頭看板やデジタルサイネージ広告、お店の前に出すのぼりなど、屋外広告は非常に幅広く展開されていて、デザインの自由度も高いのが特徴です。

しかし、屋外広告を作成する上では、デザインで注意したいポイントがあります。紙やウェブベースのデザインと同じように捉えて制作を進めてしまうと、「高い費用をかけて展開したはずなのに、なんだかイマイチ効果が見込めない」ということになってしまいかねません。

ここでは、屋外広告を作るときに気をつけたいポイントをご紹介します。広告原稿作りの参考にしてください。

シンプルに伝える

一番心がけていただきたいのが、「シンプルに伝える」ということ。屋外広告は、サイズも大きいので、ついついたくさんの情報を詰め込みたくなってしまうかもしれません。しかし、あえて「情報を取捨選択し、最低限の内容にする」という意識が大切です。

なぜなら、作成しているときには忘れがちですが、屋外広告は離れた位置から、目にしてもらう広告という特色があるからです。また、移動中の、ほんの僅かな時間に目にする広告でもあります。時間にすると、最初に目に入るのが2~3秒。興味を引いてじっくり見てもらえても、30秒程度だと思います(実際、街なかを歩いてみて、自分が見る側だったらどうか?を体感してみてください)。その一瞬で把握できる情報量には限りがあるので、できる限りシンプルな内容にしましょう。

目的は「認知拡大」と意識する

いくら情報を絞ることが大切とはいえ、どんな情報を残せばよいのかという判断は難しいですよね。そこで指針となるのが、屋外広告を伝える目的です。先述の通り、目に入るわずか一瞬で興味を引き、少ない情報で印象付けられるのが屋外広告のメリットです。この強みを最大限活かすためには、認知拡大を目的とした広告運用が向いています。

こう考えると、自ずと乗せるべき情報は分かるのではないでしょうか。例えば、道路沿いのビルの上に掲げられる広告を例にして考えてみましょう。広告主は、その近隣にある飲食店だとします。

この場合、しっかり載せるべきは「お店の名前」「特徴(中華料理など、提供ジャンルを一言で)」「この近隣にあるということ(この先300mなど)」「連絡先」といった情報です。せっかくだから魅力を伝えようと、店主のこだわりや詳細のメニューを記載しても、道行く人の目には入りません。しかし、提供する情報を取捨選択することで、「この近隣に、中華料理を提供する飲食店がある」ということをしっかり周知することができるのです。

目立ち、伝わるデザインにする

魅力的な場所に、魅力的な内容の広告を掲載したとしても、気づいてもらえなかったら意味はありません。屋外広告は、そこを通る多くの人の目に入る強制視認性があることが強みですが、目立たなければスルーされてしまう可能性があります。

それを避けるために意識したいのは、「配色」です。デザイン的に効果的な配色パターンを用いて、多くの人の目を引きつけるように工夫しましょう。「目立つ色」といっても、派手な色を使ったり、何色も取り入れたりはNGです。却って見にくくなったり、雑な印象を与えたりしてしまうからです。

できる限りシンプルに、メインカラー+サブカラーの2~3色とモノトーンの組み合わせにすると、スッキリまとまります。無意識でも目に付きやすい色とされる赤や黄色を使うのもいいと思います。また、文字がパッと見やすいように、背景と文字の配色にも気をつけましょう(背景と文字色には似た色を使わない、白で縁取って見やすくする、など)。

このとき、企業や店舗、提供しているサービスのイメージカラーがあれば、それを使うとより効果的です。例えば、中華料理屋さんであれば赤色をベースにしている看板が多いですよね。そのイメージで、テーマカラーを決めると、デザインもまとまりやすいですし、見た人により強く印象づけることができます。

また、宣伝効果を上げるためには、視覚情報を取り入れるもの有効です。文字だけでは瞬間的にイメージしづらいので、商品や店舗の写真を取り入れてみてください。

効果的な屋外広告を作るために

効果的な屋外広告を作るためには、今回お伝えしたようなポイントを意識したデザインをすることが有効です。しかし、広告作成には正解がありません。ターゲット層や地域、出稿する広告の場所によっても、工夫すべきポイントはさまざまに変わってきます。

より屋外広告の効果を高めていきたいと考えているのなら、広告を出向して終わりにするのではなく、効果検証してよりよい広告を考えていくという工程が欠かせません。例えば、期間を区切って広告内容を替え、その期間ごとに来客数などの増減を比較するといったA/Bテストを導入するという方法もあります。

より多くの人に魅力を伝えられるよう、屋外広告を上手に活用してくださいね。

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