広告コラム

広告コラム

Eコマースの可能性が広がる!“購入ボタン”の導入

2016年のデジタルマーケティングトレンドとして、“購入ボタン”に注目が集まっています。一見、購入ボタンとマーケティングには関係性がないように思えますが、実は購入ボタンが企業のマーケティングに高い効果をもたらすことがわかっているのです。

そこで今回は、なぜ購入ボタンがマーケティングに効果的なのか、その理由を導入事例などと併せてご紹介します。

そもそも購入ボタンって何?

購入ボタンとは、広告やリンクを通して購入ページに飛ぶのではなく、今いるページから出ることなく商品を購入できるボタンのこと。これを導入すれば、購入までにいくつもの段階を踏む必要がなくなるため、ユーザーにストレスを与えることなく商品購入へと促すことができます。 そんな購入ボタンを活用しているのは、主にECサイト。これには、Amazonや楽天などがあげられます。しかし近年、購入ボタンの活用の幅は広がり、ECサイト以外のサービスも導入し始めています。

2015年 購入ボタン導入事例

では、実際に購入ボタンを導入したサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。以下にてご紹介します。

・Google
まずあげられるのは、Googleが2015年に発表した「Purchases on Google」です。これは、Googleの検索画面に検索キーワードに該当する商品が提示され、それを検索画面から購入できるというもの。ただ商品を購入するのではなく、同じページ内でサイズやカラー、発送方法などを選ぶことも可能です。

・Twitter
Twitterでは、2014年に購入ボタンの運用テストが開始され、その後2015年にアメリカにて本格運用が始まりました。Eコマースのソフトウェアプラットフォームを提供する3社と協業し、購入ボタンの導入に成功したとのこと。なお、購入ボタンが表示されるのは企業によるプロモツイートと、商品リンクのツイート内です。

・Instagram
Instagramは、購入ボタンとともにインストールボタンやサインアップボタンなどの導入を実施しました。これは、1年半に及ぶフォーマット・ターゲティング検証を経て実現したとのこと。Google同様、ボタンを押しても今いるページ(Instagram)から離れることはありません。ボタンを押すと小さなブラウザが開き、購入に必要なアクションを終えるとInstagramへと戻るという仕組みになっています。

以上3つが2015年の購入ボタン導入事例です。いずれも、スマートフォンの普及とともに人気が上昇したサービスばかり。普段から使用しているサービス内で欲しい商品をすぐに購入できる点は、ユーザーにとって非常に大きなメリットになるといえます。したがって、購入ボタンを導入しているサービスをマーケティングに活用すれば、より多くのユーザーに自社商品やサービスをアピールすることができるのです。

購入ボタンを導入する理由とは

上記にて事例を紹介したGoogle、Twitter、Instagramは、直接商品を販売しているわけではありません。では、なぜこれらECサイト以外のサービスは購入ボタンを導入するのでしょうか。その理由についてご説明します。

GoogleやTwitter、Instagramなど、ユーザーが無料で使用できるサービスにとって、企業から支払われる広告費は大きな利益となっています。プラットフォーム上に企業の広告を掲載し、その報酬として企業から広告費を受け取る。つまり、広告費を得ることができなければサービスとして成り立たない可能性があるのです。

この一連の流れにおいて、広告を出稿する企業は、費用対効果を計ったうえで契約を継続するかしないかを判断します。商品購入やサービス利用など、目的・目標は企業により異なりますが、CPA(コンバージョン単価)を確認することで効果を計ることが可能です。もしこのとき、CPAが高かったら、契約続行の可能性はかなり低くなります。また、他のサービスのCPAを上回っていると、そこに乗り換えられる可能性も。これを防ぐためには、CPAを下げ、かつその状態を継続する必要があります。そのための取り組みとして、GoogleやTwitter、Instagramなどをはじめ、多くのサービスは購入ボタンの導入を始めたと考えられています。購入ボタンを導入すれば、企業から出稿を依頼された広告を十分に活かすことができ、ユーザーを商品購入やサービス利用へと促しやすくなります。そして、この流れが定着すれば自ずとCPAを下げることも可能です。

どれだけ多くの企業に広告を出稿してもらえるかといった、各サービスによる競争は、インターネット広告全体の効率化によい影響をもたらします。そのため、広告の出稿やマーケティングを考えている企業にとっては、非常に喜ばしいことだといえます。加えて、GoogleやTwitter、Instagramなど、多くのユーザーを抱えているサービスを利用すれば、より多くの人に自社の商品やサービスをアピールすることが可能です。こうした点から各サービスによる購入ボタンの導入は、マーケティングを考えている企業にかなり大きなメリットをもたらすといえます。

購入ボタンの活用でマーケティング効果を高める

いかがでしたか。今後も購入ボタンは、ECサイトを中心にあらゆるサービスに導入されると予想されています。「マーケティング効果を高めたい」と考えているのであれば、これを活用しない手はありません。 2016年度のマーケティング手法に悩んでいる、新たなマーケティングに挑戦したいと考えている企業は、ぜひ購入ボタンを導入しているサービスの利用をご検討ください。きっと、ご満足いただける効果を実感できるはずです。

オススメの記事

カテゴリー

Facebook

エムズのみんなの様子が見れちゃう!イベント情報や社内の様子、役に立つ広告の豆知識など様々なことが掲載されていますよ。

X(旧Twitter)

エムズコーポレーション営業部の「今」を配信!街で気になった広告や、撮影や収録の裏側も。お客様のイベント情報も見逃せません。