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“メディア・リテラシー”が求められる「マスメディアの活用」

マスメディアに携わる人の中には、“メディア・リテラシー”という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。メディア・リテラシーとは一般的に、“情報の受信者(受け取る側)が身に付けるべきスキル”というイメージが定着しています。しかし実際は、情報の発信者(発信する側)にも求められており、受信者にとってより有益な広告・情報を発信するためにも、必ず身に付けておきたいスキルといわれています。

では、マスメディアを活用した広告・情報の発信とメディア・リテラシーには一体どのような関係があるのでしょうか。今回は、“メディア・リテラシーとは何か?”、また受信者とメディア・リテラシーの関係性から見えてくる“発信者におけるメディア・リテラシーの必要性”についてご紹介します。

誰もが持つべきスキル メディア・リテラシーとは?

メディア・リテラシーとは、複数のメディア(テレビやラジオ、新聞、雑誌、インターネットなど)のなかから必要な情報だけを取得し、活用したり発信したりするスキルのことをいいます。インターネットの普及により、このスキルの必要性や重要性は、年々高まりつつあります。

今ある情報が正しいかどうかは、見方や立場によって異なります。そのため、全く同じ情報がAさんにとっては正しいと認識されていても、Bさんにとっては正しくないということも考えられるのです。自分の立場を考えたうえで情報が正しいか正しくないか、必要か必要でないかを判断することこそ、メディア・リテラシーの根本となる考え方であるといえます。

受信者とメディア・リテラシーの関係

SNSを利用している人のなかには、SNS内で見つけた広告や情報を「これは本当なのか?」と疑ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。世の中に溢れている情報のなかには、嘘や偏った意見、誇張が含まれているもの、そもそも間違っているものなどが多くあります。そのため、受け取った情報がすべて正しいと一概に言うことはできません。受け取る情報の正誤を適格に判断するためにも、メディア・リテラシーのスキルを身に付けることが重要となります。

とはいえ、意識せずともメディア・リテラシーのスキルを身に付けている受信者が多いのも事実です。すでにスキルを身に付けている受信者であれば、正しい情報かどうかを見極めるために“信頼性”に重きを置きます。「内容に嘘や誤りはないか」、「発信元は信頼できるか」、「どのような目的で発信しているのか」などを確認し、正しい内容かどうかを判断します。

発信者にもメディア・リテラシーのスキルが必要

マスメディアを通じて情報収集を行っている人の多くは、メディア・リテラシーのスキルを身に付けています。そのため、受信者同様、発信者もこのスキルをきちんと身に付けておかなければなりません。これは、受信者へより有益な情報を届けることができるようにするためです。

マスメディアを活用して情報を発信する、または広告を出すためには、受信者がどのような情報を信用し、かつ正しいと認識するのかを知る必要があります。さらに、受信者がどのような内容の広告や情報を最も求めているかを見極める必要があります。

そこで大切になるスキルこそが、“メディア・リテラシー”なのです。「どのような広告や情報が信頼を得るのか」、「必要とされている情報はどのようなものか」などを受信者の気持ちになって考えることで、信頼感と正確性の2つを兼ね備えた情報を発信することができます。また、内容の異なる複数の情報を同時に発信したり、誤った情報を発信したりすることで受信者の混乱を招く、などといったトラブルを防ぐこともできます。

マスメディアのなかでも、どの媒体を利用して広告・情報を発信するかによって表現方法が異なったり、伝えられる情報に差が出てきたりします。この点を踏まえ、かつメディア・リテラシーのスキルを習得することで、受信者にとって有益な情報を発信することができるのです。

メディア・リテラシーを意識してマスメディアを活用

いかがでしたでしょうか。メディア・リテラシーは、今や受信者だけでなく発信者にも求められているスキルです。これを身に付け、利用するマスメディアの特徴を重視した上で広告・情報を発信することで受信者にとって有意義なものを提供することが可能となります。メディア・リテラシーの向上は、ホームページのアクセス数や自社商品の売上などにつながることになるため発信する側にとってもプラスとなります。

まずは自らが受信者の立場にたち、どのように広告や情報を取捨選択しているのかを知ることが大切です。そうすれば、発信者側に立ったとき、自らが持つメディア・リテラシーのスキルを強く発揮することができるはずです。発信者として、受信者にとって有益な広告や情報を届けることができるよう今一度、“メディア・リテラシー”について考えてみましょう。

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