広告コラム

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2016年も活用すべし!進化を遂げる“動画広告”

商品やサービスを多くの人に知ってもらうために欠かせないのが広告。これらには、テレビCMやチラシなどさまざまな種類があります。そのなかで現在注目されているのが、2012年に誕生した動画広告です。これはネットユーザーをターゲットとした広告で、新しい宣伝方法としてさまざまな企業に取り入れられています。そこでここでは、動画広告の概要や2015年に話題を呼んだ動画の種類についてご紹介します。2016年に活用したい動画の種類についても触れていますので、マーケティングを行う際にご参考ください。

新しい宣伝方法! 動画広告とは

動画広告とはWeb広告の1つで、ネットの広告枠に動画を入れて宣伝を行うマーケティング手法です。再生ボタンをクリックまたはタップすることによって再生されるもののほか、広告枠が表示されると自動的に再生されるものなどがあります。広告再生中や再生後に画面をクリックまたはタップすると、広告主のサイトへ移動できるようになっている点が特徴です。 以下では、これら動画広告の詳細について説明していきます。

・インストリーム型
インストリーム型は、動画再生サイトでユーザーが見たい動画を再生する前に広告を流すタイプの手法です。インストリーム型は広告を飛ばせるスキッパブル・飛ばせないノンスキッパブルとさらに2つの種類に分かれており、それぞれ動画の尺の長さに特徴があります。スキッパブルは、短い動画だけでなく1分を超える長めの動画もあります。しかし、ノンスキッパブルはこのような長いものはほとんどありません。大抵の場合、尺はテレビCMと同じ15秒となっています。

・ディスプレイ型
ディスプレイ型は、バナー広告のようにネットのサイトへ表示するタイプの手法です。バナー部分に動画を入れるもののほか、バナーにマウスのカーソルを合わせると動画が自動的に再生されるものなどがあります。テレビCMに似ていることから、ディスプレイCMと呼ばれることもあります。

上記のように、動画広告には2つの種類があります。では、これらのマーケティング手法でどのような効果が得られるのでしょうか。

アメリカ国立訓練研究所の研究によると、動画は文字に比べて2倍も人の記憶に残りやすいとされています。そのため、商品やサービスの宣伝に動画広告を採用することにより、多くの人に商品やサービスの内容を認知・理解してもらうことができます。さらに、集客や購買に繋がる効果もあります。ある会社が行った調査によると、動画広告を見た後、その商品やサービスに興味・関心を示すユーザーは最大で1.9倍に上るとされています。また、そのうちほとんどの人が購入の意思を見せています。このように、動画広告を視聴した人とそうでない人とでは、態度変容に約2倍の違いがあるのです。

2015年の動画広告事情は?

2012年に誕生してから、徐々に宣伝手法として採用する企業が増えている動画広告。では、2015年にはどのような動画がユーザーの人気を集めたのでしょうか。以下では、2015年に話題となった動画のタイプについてご紹介していきます。

・視聴者参加型
視聴者参加型とは、動画投稿を促すなど視聴者も一体となって楽しめるようなもののことを指します。例えばあるお菓子メーカーでは、有名アーティストを起用してダンスCMを公開し、一般視聴者から同じダンスを踊っている動画を投稿してもらうという企画を行いました。その結果、企画に参加したタレントのダンス動画が再生回数100万回を超えるなど大きな話題を呼びました。このように、多くの人に関心を持ってもらうことで、企画だけでなくそこで紹介している商品やサービスなども注目してもらうことができます。

・YouTubeの新機能を活用
2015年春、YouTubeは360度動画に対応する機能を追加しました。これは動画を再生している間、スマートフォンをかざしながら上下左右へ動かすと動かした方向の映像が見られる、という機能です。この機能では自らの視界と連動して動画を閲覧できるため、新感覚の体験をすることができます。去年は大手企業などがこのような機能に対応した動画を制作し、ぐんぐん視聴回数を伸ばしました。 このことから分かるのは、新しい機能にいち早く対応することで多くの視聴者の興味を引きつけられるという点です。話題性のあるものを取り入れることで、ただ動画を制作するよりも注目してもらいやすくなります

・人気動画の要素を利用
人気YouTuberとコラボした動画や人気の動画ジャンルをテーマにした動画など“今、人気”のものを活用した動画も話題を呼びました。トレンドを取り入れた動画を制作することで、多くの人に閲覧してもらいやすくなり、宣伝効果を高めることができます。事実、人気の動画ジャンルと人気タレントを組み合わせた動画などは、再生回数を大きく伸ばしています。 このことから、人気のあるものを取り入れることもマーケティングを成功させるポイントの1つになることが分かります。

2015年の動画事情を見てみると、誰もが一緒に楽しめるものや新しいもの、トレンドになっているものなどを取り入れた動画が人気であるといえます。このようにヒットする傾向を知ることで、動画によるマーケティングを上手く進めやすくなります。

次に来る? 2016年に活用したい動画広告

2015年に引き続き2016年も注目されている動画によるマーケティング。デジタル広告市場での潮流予測などにより次のトレンドが予測されていますが、果たしてどのような動画が注目されるのでしょうか。以下では、トレンド予測で名前が挙がった動画についてご紹介します。

・360度動画
2015年にYouTubeやFacebookなどでアップロードが可能となったため、今後さらに人気が出ることが予想される360度動画。マーケティングにも大いに活用することができ、商品の疑似体験やテーマパークの紹介、バーチャル展示会などさまざまな用途に活かすことができます。手に取らなければ分からない、現地に行かなければ分からないことを手元で確認できるようにすることで、購買意欲の促進が期待できます。

・タテ型視聴動画
現在、SnapchatやVineなどでタテ型視聴動画が閲覧されるようになった結果、タテ型で動画を視聴することも受け入れられるようになってきました。そのことから、タテ型視聴動画もトレンド予測されています。タテ型視聴動画はスマホの画面を傾ける必要がないため、ストレスフリーで動画を閲覧することができます。また、全画面表示で動画が表示されるため、映像が見やすいという特徴もあります。Snapchatの動画では、横長の動画に比べて縦長の動画は完全視聴率が約9倍高かったというデータも出ているため、同じ動画でも、横から縦に対応するだけで最後まで見てもらえるようにすることができるといえます。

効果的なマーケティングをするなら動画は外せない!

上記のように、動画によるマーケティングにはさまざまな利点があります。動画はSNSでシェアしやすいという点もあるため、注目を集めることができれば一気に拡散してもらうこともできます。2016年も引き続き注目されていますので、まだ取り入れていない企業様は自社のマーケティング手法に採用してみてはいかがでしょうか。

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