訪日中国人向けインバウンドメディア6選
訪日中国人向けのプロモーションを考えるとき、「どの媒体に広告を出稿するか」というのは非常に重要なポイントです。せっかく広告を出稿するのであれば、すこしでも多くの人が見てくれるメディアを味方につけたほうが、多くの効果が見込めるからです。
訪日中の中国人や、これから日本を訪れようと考えている中国人へ向けての情報を提供するインバウンドメディアは多数乱立されていて、そのターゲットや内容はさまざまです。
今回は、訪日中国人がよく閲覧する主要なインバウンドメディアをご紹介します。比較・検討して、広告出稿に適したメディアを見極めてください。
目次
JAPAN / JNTO
日本政府観光局(JNTO)が運営する公式サイトです。「JAPAN」というページタイトル通り、海外からのWeb検索においても、高い順位で表示されるので、数多くの閲覧が期待できます。
訪日中国人だけでなく、海外からの旅行者すべてをターゲットとしたウェブサイトで、多言語対応の一つとして、中国語(簡体字・繁体字)で閲覧できます。オフィシャルな観光情報サイトなので、閲覧する側からしても非常に信頼感のある情報として捉えられています。
バナー広告ではなく、記事広告の形で掲載できるので、自社やサービスの魅力をターゲットにしっかり伝えることができます。
SAVOR JAPAN
外国人向けのグルメサイトです。英語・中国語・台湾語・韓国語の 4 言語に対応していて、訪日中国人にも広く活用されている媒体です。
特徴として、プロのカメラマンが撮影した写真と、人の手による翻訳コンテンツでサイトが構成されているという点が挙げられます。文章も写真も質が良いので、訪日客向けに自分のお店の良さを伝えることができます。また、検索エンジンの上位表示対策等も行ってくれるので、自店舗で外国語ホームページを作って運営するよりも、効果的に集客することができそうです。
飲食店を経営していて、メディアを通じて訪日客を獲得したいと考えている人にとっては、活用しがいのあるメディアだと言えます。
暢遊日本
https://www.japan-i.net/zh-tc/
マイナビが運営している、中国人向けメディアです。日本に訪れる前に見ることを想定されていて、観光情報だけでなく、日本の文化や歴史に踏み込んだコンテンツも多数掲載されているのが特徴です。
ツアー客だけでなく、個人旅行客を取り込むため、クーポン機能やチケット予約機能も搭載されていて、店舗や施設への集客効果が見込めます。
ユーザー属性としては、30~34歳が最も多く、平均年齢は32歳、女性が7割を占めています。フリーペーパーやアプリも展開していて、日本好きの層に対して、効果的に訴求することが期待できるメディアです。
去日本(GO JAPAN)
https://www.go-riben.com/index
日本に特化した中国人向けメディアで、旅行前の情報収集だけでなく、日本現地での周辺検索にも使えるアプリを提供しているWebサイトです。
中国のApp Storeにて、「日本」関連のアプリの中でNo1を獲得したという実績もあります。在中日本大使館の公式Weiboアカウントで「日本旅行ベストサービス」と紹介され、消費者インサイト研究所内調査では、中国・台湾人旅行者の4組中3組が利用しているとも発表されています。
都道府県別のアプリも「GO東京」、「GO大阪」、「GO京都」、「GO北海道」がリリースされていて、今後は地域情報のアピール先としても魅力的な媒体となりそうです。
日本に興味のある層が見ているメディアなので、観光地やお店のアピールだけでなく、不動産会社や各種メーカーのブランド認知、ファミリー向けキャンペーンの大規模な展開など、多くのシーンを想定して活用できそうです。
潮日本
https://nippontrend.com/cn/index.html
朝日新聞社が運営する中国・台湾・香港からの訪日客向け情報サイトです。日本の自治体や起業がPRしたい情報を、ネイティブライターの視点から掘り下げて取材されたコンテンツが魅力です。
メディアに付随したプロモーションが多いのが特徴的で、例えばTV番組(中国国内で、政府が公認した日本情報番組)、ヤフー台湾への記事掲載、ファミリーマート台湾でのデジタルサイネージ、などが可能です。
ユーザー層も若い女性(25~35歳が最多、女性は6割)を中心としており、そういった層をターゲットに、広く日本の魅力をアピールできる媒体です。
日本漫遊
日本の観光情報、ショッピング情報、商品情報、宿泊情報、温泉情報、交通情報などを全世界の訪日中国人向けに発信している情報サイトです。日本国内に運営元があるので、今の日本の情報をわかりやすく伝えてくれるサイトとして、人気があります。訪日中国客のニーズを取り込みたいあらゆる業種のPR先として有効です。
自社にあったメディアを活用して、効率的にアピールを
訪日前の外国人に向けて、自分のお店やサービスをアピールするためには、現地でもよく読まれているメディアの力を活用するのが効果的です。中でも、日本の情報がまとまっているサイトには、日本に対する興味の強い層が集まるため、より高い効果が見込めます。
インバウンドプロモーションを考える上では、広告やコンテンツを掲載するメディア選びが重要です。今回ご紹介した内容を参考に、訪日客向けメディアの活用を検討されてはいかがでしょうか。